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好酸球性消化管疾患診療ガイド

好酸球性消化管疾患診療ガイド
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筆頭著者 木下 芳一 (編)

島根大学教授

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-28418-4

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 110

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-26684-5

印刷版発行年月 2014年8月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524266845

書籍・雑誌概要

近年,報告が増加しつつある好酸球性消化管疾患について,プライマリケア医をはじめとした臨床医向けに実践的にまとめたガイドブック.免疫機構の基礎知識,厚生労働省難治性疾患研究班でまとめた診断・治療指針に基づいた診療の実際,胃食道逆流症(GERD),過敏性腸症候群(IBS)など本疾患との鑑別が難しい疾患について詳説.診断を誤らないために読んでおきたい一冊.

目次

【内容目次】
I 好酸球性消化管疾患に関する基礎知識
 1.消化管における免疫機構の基礎知識
  A.パイエル板と分泌型IgA
  B.自然免疫機構
  C.ヘルパーT細胞の分化誘導
  D.新しい細胞集団
  E.好酸球の活性化機構
  F.抗IL-5抗体による分子標的療法が示唆すること
 2.食物アレルギーはどうして起こる
  A.食物アレルギーとは
  B.食物アレルギーの病態と感作機序
  C.食物アレルギーの感作機序
  D.食物アレルギーの原因検索
 3.好酸球性消化管疾患とは野村伊知郎
  A.好酸球性消化管疾患とは
  B.わが国におけるEGE,EoEの疾患概念
  C.欧米で増加しつつあるEoE,非即時型食物アレルギーの一型である可能性
  D.IgEが関与しない食物アレルギー
  E.内視鏡所見,消化管組織の典型像
  F.好酸球数から確定診断することの困難性
  G.分子生物学的研究手段の有用性への期待
  H.重症から軽症まで存在するため,QOLが障害されているか否かで治療方針を決める必要がある
  I.年長児.成人の食事療法,6種類の食物除去の試行研究
II 好酸球性食道炎
 1.疫学・病態・発生機序
  A.疫学
  B.病態
  C.発生機序
 2.診断・検査
  A.患者基本情報
  B.症状
  C.血液検査
  D.食道X線,CT検査,超音波内視鏡検査
  E.上部消化管内視鏡検査
  F.病理組織学的所見
 3.鑑別診断
  A.胃食道逆流症
  B.アカラシア
  C.その他
 4.治療・予後
  A.プロトンポンプ阻害薬とPPI-REE
  B.薬物療法
  C.食事療法
  D.内視鏡治療
  E.維持療法
  F.EoEの自然史と予後
III 好酸球性胃腸炎
 1.疫学・病態・発生機序
  A.疫学
  B.病態
  C.発生機序
 2.診断・検査
  A.診断
  B.検査
 3.鑑別診断
  A.過敏性腸症候群
  B.炎症性腸疾患
  C.コラーゲン形成大腸炎
  D.薬剤関連腸炎
  E.その他
 4.治療・予後
  A.治療
  B.予後
IV 症例
 1.ステロイドの投与が有効であった好酸球性食道炎の1例
 2.PPIが著効した好酸球性食道炎の1例
 3.抗アレルギー薬には抵抗し,ステロイドが著効した好酸球性食道炎の1例
 4.食事療法と抗アレルギー薬投与により症状が改善した好酸球性胃腸炎の1例
 5.カプセル内視鏡で小腸病変の経過を追うことができた好酸球性胃腸炎の1例
 6.ステロイドの継続が必要であった好酸球性胃腸炎の1例
索引

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