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診断モダリティとしての心筋病理
筆頭著者 心筋生検研究会 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-23786-9
電子版発売日 2017年5月15日
ページ数 222
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-25908-3
印刷版発行年月 2017年3月
書籍・雑誌概要
心筋炎・心筋症の病態把握、心臓移植後の評価などで必須となる心筋生検について、基本的知識から具体的な観察法、病態と絡めた解釈、診断・治療戦略上どのように役立つのかまで学べる決定版。各疾患の解説では、心筋生検による病理像のみならず他の診断モダリティ(MDCT、MRIなど)も提示されており、形態と機能の関連性が理解しやすい。循環器専門医はもちろんのこと心臓を診る病理医、放射線科医にもオススメの一冊。
目次
【内容目次】
総論
1.心筋症の概念と変遷
2.心内膜心筋生検(心筋生検)の歴史
3.心筋疾患の診断までのアプローチ
4.心筋生検法の適応症・方法・合併症と対処法
5.心臓検体の取り扱い方法
6.病理組織標本の観察法
a)光学顕微鏡的評価
1)心筋細胞
2)間質
3)アーチファクト
b)電子顕微鏡的評価
c)免疫組織化学的評価とin situ hybridization
1)総論
2)評価のポイント
d)総合的解釈,臨床応用など
1)総合的解釈
2)臨床応用
7.遺伝子検索
a)ウイルスゲノム
b)不全心筋における遺伝子発現の評価
8.画像診断における基礎的知識
a)MRI,MDCT
b)SPECT/PET
各論
第I章 炎症を主病態とする疾患
1.急性心筋炎
a)総論
b)リンパ球性心筋炎
c)好酸球性心筋炎
d)巨細胞性心筋炎
2.慢性心筋炎
3.心臓サルコイドーシス
a)臨床
b)病理
c)診断基準
4.心臓移植
a)適応基準(申請手続きも含めて)
b)移植心の拒絶反応
第II章 心拡大を主病態とする疾患
1.拡張型心筋症
a)臨床
b)病理
c)症例
2.アルコール性心筋症
3.薬剤性心筋症
4.周産期心筋症
5.膠原病合併心筋症(膠原病における心筋病変)
6.筋ジストロフィ(神経・筋疾患)
7.左室緻密化障害(心筋緻密化障害)
第III章 心肥大を主病態とする疾患
1.肥大型心筋症
a)臨床
b)病理
c)症例
2.リソソーム(ライソゾーム)病
a)Fabry病
b)糖原病
c)ムコ多糖症
d)Danon病
3.ミトコンドリア心筋症
第IV章 拡張障害を主病態とする疾患
1.拘束型心筋症
a)成人の拘束型心筋症
b)小児の拘束型心筋症
2.アミロイドーシス
a)臨床
b)病理
第V章 不整脈・伝導障害を主病態とする疾患
1.不整脈原性心筋症
略語一覧
索引