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呼吸器科医のための サルコイドーシス診療ガイド

呼吸器科医のための サルコイドーシス診療ガイド
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筆頭著者 杉山 幸比古 (監)

地域医療振興協会練馬光が丘病院呼吸器内科/自治医科大学名誉教授

その他の著者等 山口哲生/四十坊典晴

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-25059-2

電子版発売日 2017年2月13日

ページ数 312

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-25782-9

印刷版発行年月 2016年11月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524257829

書籍・雑誌概要

厚生労働省「びまん性肺疾患に関する調査研究班」の作成した『サルコイドーシス診療Q&A集』と『肺サルコイドーシスの治療』を1冊に再構成し、最新の知見を盛り込み内容の充実を図った。サルコイドーシスの病態、診断、治療、患者・家族への対応を解説し、豊富な症例を通して実践的な治療も学べる。呼吸器科医はもちろん眼科、皮膚科、循環器科などサルコイドーシスを診療するすべての医師必携の1冊。

目次

【内容目次】
第1章 サルコイドーシスについて理解する
 1.サルコイドーシスとはどのような疾患か?
 2.サルコイドーシスの病態,病因に関するQ&A
  Q1 サルコイドーシスの多彩性,多様性とは?
  Q2 どのような臓器に影響を与えますか?
  Q3 どのような経過をたどりますか?
  Q4 サルコイドーシスの原因
  Q5 体のなかではどのような免疫反応が起こっているのでしょうか?
  Q6 サルコイドーシスの発病要因
  Q7 組織像はどうなっていますか?
  Q8 疫学について教えてください
 3.全身病変としてのサルコイドーシスに関するQ&A
  Q9 呼吸器病変について
   a.呼吸器病変の症状・診断・治療法
   b.肺高血圧症について
  Q10 眼病変について
   a.眼病変の診断
   b.眼病変の検査と治療法
  Q11 心臓病変について
   a.心臓病変の病態
   b.心臓病変の診断
   c.心臓病変の検査
  Q12 皮膚病変について
   a.皮膚病変の診断・検査・治療法
   b.皮膚病変の鑑別診断
  Q13 神経病変について
  Q14 筋病変について
  Q15 骨・関節病変について
   a.骨サルコイドーシスについて
   b.関節サルコイドーシスについて
  Q16 腎・泌尿器病変について
  Q17 肝・消化管病変,脾病変について
  Q18 内分泌,高カルシウム血症について
  Q19 上気道病変について
  Q20 唾液腺,涙腺について
  Q21 血球異常について
  Q22 Heerfordt症候群
  Q23 Lofgren症候群
  Q24 Blau症候群
第2章 サルコイドーシスの診断法
 1.サルコイドーシスの診断基準と重症度分類
 2.サルコイドーシスの診断に有用とされる各種検査の解析
 3.サルコイドーシスの診断・検査に関するQ&A
  Q1 サルコイドーシスの診断と公費助成認定はどのように行われますか?
  Q2 サルコイドーシスで行うべき検査とその意味は(循環器以外)?
  Q3 サルコイドーシスと鑑別が必要になるのはどのような病気ですか?
  Q4 サルコイドーシスの画像所見
  Q5 サルコイドーシス診断のための呼吸器内視鏡検査
  Q6 サルコイドーシスの呼吸機能
第3章 サルコイドーシスの治療法
 1.サルコイドーシスの治療総論
 2.標準的ステロイド治療について
 3.肺サルコイドーシスにおける吸入ステロイドの使用について
 4.サルコイドーシスにおけるメトトレキサート治療
 5.治療に関するQ&A
  Q1 サルコイドーシスの治療薬による副作用について
  Q2 特殊治療法(ペースメーカー,除細動器,CRT,メトトレキサートなど)
第4章 症例から考えるサルコイドーシスの実践治療
 1.無治療-改善例
  症例1 両肺に結節影を認め,診断後6ヵ月で自然消失をみた一例
  症例2 肺野に粒状影を認め,診断後15ヵ月で自然消失をみた一例
  症例3 両肺に小結節影をびまん性に認め,診断後23ヵ月で自然軽快をみた一例
  症例4 両肺に綿花状影を認め,診断後9ヵ月で自然消失をみた一例
  症例5 4年の経過で肺野陰影の悪化と改善がみられた一例
  症例6 一過性のびまん性粒状影の出現と消失をみた一例
 2.無治療-不変.悪化例
  症例7 肺野に粒状影を認め,その後,気管支血管束周囲の病変を認めたが,無治療で改善をみた一例
  症例8 呼吸困難出現後も4年間ステロイド治療が行われず,進展・死亡した一例
  症例9 著明な両側肺門リンパ節腫脹(BHL),肺野病変を有するも,診断後12年間変化を認めない一例
 3.ステロイド標準治療-改善例
  症例10 診断10年後に気管支血管束周囲の病変を認め,治療により改善した一例
  症例11 上葉に.胞および牽引性気管支拡張像の残存はあるが,治療により改善した一例
  症例12 びまん性陰影が急速に進行し,ステロイド治療により改善し,中止できた一例
  症例13 急速に肺野病変が増悪し,ステロイド内服を開始した一例
  症例14 3年間の通院自己中断の間に,急速に閉塞性換気障害が進行した一例
  症例15 吸入ステロイドが有効であった一例
 4.ステロイド標準治療-不安定.悪化例
  症例16 1年間のステロイド標準治療後,非常に緩徐に肺病変が悪化した一例
  症例17 ステロイド標準治療後,漸減し,17年後に中止,その後,非常に緩徐に肺病変が悪化した一例
  症例18 ステロイド標準治療後,漸減中に自己中断し,肺病変が悪化した一例
  症例19 ステロイドの減量に伴って肺病変の悪化を繰り返した一例
 5.少量ステロイド治療例
  症例20 呼吸器感染症のため,少量ステロイドで治療をし,改善をみた一例
  症例21 少量ステロイド治療が有効であった一例
 6.代替治療例
  症例22 眼病変の悪化により短期間ステロイド治療後,肺病変の悪化に対して吸入ステロイドを使用して改善した一例
  症例23 漢方治療が奏効した全身症状を伴うサルコイドーシスの一例
  症例24 メトトレキサート単剤で肺野病変の改善がみられた一例
  症例25 咳,息切れを伴う肺野病変に対してステロイドとメトトレキサート併用治療で改善をみた一例
  症例26 咳,息切れを伴う肺線維化病変に対しステロイドとメトトレキサート併用治療を試みた一例
  症例27 肺野病変と皮膚病変に対しステロイドとメトトレキサート併用治療で改善をみた一例
第5章 患者さん・家族からの質問への対応
 Q1 サルコイドーシスと遺伝子について
 Q2 サルコイドーシスは感染しますか?
 Q3 サルコイドーシスの合併症と全身症状
 Q4 サルコイドーシスは妊娠・出産に影響しますか?
 Q5 サルコイドーシスは悪性腫瘍を合併しやすいですか?
 Q6 サルコイドーシスと膠原病は関係がありますか?
 Q7 喫煙はサルコイドーシスに影響を与えますか?
 Q8 サルコイドーシスの日常生活における注意点は?
索引