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手外科診療ハンドブック 改訂第2版
筆頭著者 斎藤 英彦 (編)
西山ウエルケア施設長
その他の著者等 吉津孝衛/牧裕/金谷文則
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-28587-7
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 478
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-25301-2
印刷版発行年月 2014年2月
書籍・雑誌概要
手外科領域において,長い伝統を誇る新潟大学グループの実績に裏打ちされたビジュアルな実践書.前身『手の外科診療ハンドブック』を刷新するとともに,橈骨遠位端骨折や腫瘍性疾患,外傷後遺症・麻痺手の機能再建といった患者のQOLに直結するリハビリテーション関連項目を新設・拡充した.豊富な機能解剖シェーマや症例写真が収載された,診療現場で頼りになる一冊.
目次
【主要目次】
総論
I 手外科診察のポイント
A 手の表面解剖
B 手の運動・肢位
C 機能解剖と破格
D 症候別の診断の進め方
II 検査(診断)の要点
A 画像診断
B 関節鏡
C 電気生理学的検査
D 感覚検査
E 筋力評価
III 治療の一般原則
A 治療適応決定上考慮すべき事項
B 手術時期
C 術前準備
D 手術室と装備
E 麻酔法
F 抗菌薬の術前投与
G 手術台,椅子,無影燈の位置取り
H 術野の消毒(スクラビング)と滅菌シーツのかけ方(ドレーピング)
I 駆血および空気止血帯
J 拡大鏡(ルーペ)の着用
K 手術器具,手術機器
L 手術操作上のポイント
M 基本的手術手技
N 縫合材料,治療材料
O 包帯法,術後固定法
P 外固定法
Q 術後管理
R 術後のハンドセラピー
S 副子(スプリント),装具
各論
I 外傷
A 開放性損傷
B 閉鎖性損傷(救急処置を要するもの)
C 熱傷,凍傷
D 指尖損傷
E 深部組織損傷の治療(開放性・閉鎖性損傷)
F 手外科領域のマイクロサージャリー
G 外傷後遺症
II 炎 症
A 化膿性炎症
B 特殊な感染症
C リウマチ性炎症
D 機械的炎症
E 結晶沈着性および蓄積性炎症
III 指の弾発,ロッキング
A 強剛母指
B ばね指
C 他の原因による弾発現象
D 手関節のクリック弾発-dynamic instability
E 母指のロッキング
F 示指~小指のロッキング
IV Dupuytren拘縮
V 変形性関節症
A Heberden結節(DIP関節および母指IP関節の変形性関節症)
B Bouchard結節(PIP関節の変形性関節症)
C 母指CM関節症
D 変形性手関節症
E 遠位橈尺関節症
F 変形性肘関節症
VI 絞扼性神経障害
A 病態生理
B 診断法
C 補助診断表
D 正中神経
E 尺骨神経
F 橈骨神経
G 絞扼性神経障害と鑑別すべき疾患
H double crush syndrome
VII 麻痺手の機能再建
A 末梢神経麻痺の運動機能再建
B 四肢麻痺手
C 痙性麻痺手
VIII 疼痛
A 複合性局所疼痛症候群,反射性交感神経性ジストロフィー,カウザルギー
IX 循環(血行)障害
A Raynaud現象,Raynaud病,Raynaud症候群
B 閉塞性血栓性血管炎,Buerger病
C 閉塞性動脈硬化症,末梢動脈障害
D 反復性鈍的外傷による血行障害
E 胸郭出口症候群
F 振動障害(手腕振動障害)
X 無腐性壊死,骨端症
A Kienbock病
B Preiser病
C 他の手根骨無腐性壊死
D Dieterich病
E Thiemann病
XI 先天異常
A 成因
B 分類
C 先天異常の治療原則
D 治療
XII 手・前腕部の腫瘍および腫瘍類似病変
A 診断総論
B 手外科医にとって重要な疾患
C 骨・軟部腫瘍や皮膚悪性腫瘍を専門とする医師の協力が必要な疾患
D マイクロサージャリー手技を用いた患肢温存手術と機能再建術
XIII 精神的な問題を含む手の障害,詐病の診断
A 書痙,局所性ジストニア
B 虚偽性障害
C 身体表現性障害
D 転換性障害(ヒステリー),うつ病
E 詐病
索引