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手救急

手外科専門医が教える現場での初療

手救急
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筆頭著者 市原 理司 (編)

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-20793-0

電子版発売日 2023年5月29日

ページ数 312

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-23443-1

印刷版発行年月 2023年4月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524234431

書籍・雑誌概要

研修医や手外科専門医取得をめざす若手整形外科医に向けて,手外傷の「初療」に必要な知識と手順をまとめた救急外来に必携の1冊.現場で直感的に理解できるように,要点をコンパクトにまとめ,イラスト・写真を多用した.専門医からのアドバイス,手技のテクニック等も盛り込み,手外科専門医があたかも実際にお手本を示してくれているかのような紙面構成を実現した.

目次

【内容目次】
 第1章 現場で必要とされる診察技術
 1 問診で引き出す患者の重要情報
 2 視診で見分けられる数々の疾患
 3 ここだけは押しておきたい圧痛点
 4 関節不安定性評価に不可欠なストレステスト
 5 知っておきたい誘発テスト
 6 もう怖くない神経麻痺の診察
 7 一目でわかる腱の診察法

第2章 現場で必須の検査と判読法
 1 手外科専門医のX線オーダー法
 2 正確なストレス撮影法
 3 CTを追加すべき疾患
 4 MRIまで必要な疾患
 5 これが本当の感覚検査
 6 これだけは知っておきたい神経伝導速度検査
 7 正しい関節造影法とは?

第3章 ここまでわかる超音波検査
 1 超音波のある世界・超音波のイロハ
 2 救急外来で即座に判断すべき疾患

第4章 もう怖くない救急処置
 1 切開のコツは解剖にあり
 2 キズ(創)はすべて同じと考えるな!
 3 場所により多様な腱縫合
 4 爪は残すか,とるか?
 5 指尖部損傷はどう処置するのが正解?
 6 対応に困る?脱創の処置
 7 刺創での神経・血管損傷の確認法
 8 キャストか? シーネか? テーピングか? の判断

第5章 伝達麻酔の極意
 1 上肢に使用できる伝達麻酔法
 2 患者に感謝される腱鞘内注射
 3 出来るドクターの関節腔内穿刺・注射法

第6章 待ったなしの緊急外傷
 1 コンパートメント症候群
 2 関節脱臼は牽引だけでは戻せない
 3 骨折の転位方向は部位により違う
 4 時機を逃すと厄介な手の感染症

第7章 特に現場で判断に苦慮する外傷
 1 切創・刺創による神経損傷の初療
 2 単独血管損傷の初療
 3 緊満感のない閉鎖性感染
 4 単指切断の緊急度判定

第8章 手・手指外傷を極める
 1 専門医が選ぶ手・手指外傷のトップ10
 2 手・手指外傷の治療アルゴリズム:重症手・手指外傷は受傷当日に可能な限りすべて治す
 3 手関節尺側部痛の最新の知見
 4 安易にCRPSと診断してはならない
 5 デイ・サージャリー可能な外傷以外の手外科疾患トップ10