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看護学テキストNiCE
成人看護学 成人看護学概論 改訂第4版
社会に生き世代をつなぐ成人の健康を支える
筆頭著者 林 直子 酒井 郁子 鈴木 久美 梅田 恵 (編)
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-23482-0
電子版発売日 2022年3月21日
ページ数 350
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-524-23073-0
印刷版発行年月 2023年8月
書籍・雑誌概要
成人看護学の基盤となるテキストの改訂第4版.成人の身体・心理・社会的特徴を,個体としての成長発達の視点,および文化・社会的環境の視点から解説.図表を豊富に用いて,視覚的な理解を促す.今改訂では,変化していく社会・医療の新しい状況を踏まえ,“現代の”成人像をとらえられるよう,「成人をとりまく今日の状況」(第Ⅱ章)の内容を加筆修正.さらに「セクシュアリティの多様性」「災害と健康」「レジリエンス」「ストレングス」の項目を追加した.
目次
【内容目次】
第Ⅰ章 成人とは
1 「成人」とは
A.成人の定義
B.成人の理解の視座
2 成人期の特徴
A.成人の心身の特徴と変化
B.ライフサイクルからみた成人期の特徴と発達課題
C.社会との相互作用からみた成人期の特徴
D.文化のなかで生きる成人
第Ⅱ章 成人をとりまく今日の状況
1 家族をめぐる状況
A.日本における家族形態の変遷
B.現代の家族
C.現代の家族が内包する問題・課題
2 仕事をめぐる状況
A.日本における雇用・労働をめぐる労働環境の変化
B.現代の雇用環境や就労環境:特徴と問題への取り組み
3 日常生活スタイルの変化
A.成人の日常生活と健康
B.嗜好と依存症
C.情報社会と情報リテラシー,ヘルスリテラシー
D.ライフスタイルの多様性
4 セクシュアリティの多様性
A.セクシュアリティとジェンダー
B.日本におけるジェンダー・ギャップ
C.多様な性のあり方
D.セクシュアリティと暮らし
5 環境問題の深刻化
A.公害問題から地球環境問題へ
B.持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて
C.日本の大気環境・水質環境・土壌環境の状況
D.地球温暖化と防止対策に向けた取り組み
E.資源循環型社会の構築に向けて
F.住宅の環境問題
6 死生観の変容
A.日本人の来世信仰
B.日本における霊魂観の特殊性
C.現代人にもアニミズムの感覚はある?
D.時代によって変わる「あの世」との付き合い方
E.「むき出しの死」を超える人と人の絆
第Ⅲ章 成人期にある人の健康
1 健康とは
A.看護における「健康」概念の位置づけ
B.WHO憲章の健康の定義
C.WHO憲章以降の「健康」概念の進展
D.成人の健康とは
2 成人にとっての病気の体験とは
A.病気とは何か
B.成人にとっての病気の体験
3 成人保健と今日の健康動向
A.人口構成
B.平均寿命と健康寿命
C.疾病の概況
4 保健・医療・福祉政策と今日の健康課題
A.ヘルスプロモーションとは
B.地域包括ケア
C.がん対策
D.認知症対策
5 生活習慣と健康
A.生活習慣が健康に与える影響
B.生活習慣がもたらす健康障害:生活習慣病
6 職業・労働と健康
A.職業・労働が健康に与える影響
B.労働者の健康にかかわる主な法律
C.職業・労働,労働環境がもたらす健康障害
7 生活ストレスと健康
A.ストレスが健康に与える影響
B.ストレスがもたらす健康障害
8 性・更年期と健康
A.性と健康
B.更年期と健康
9 災害と健康
A.災害が健康に与える影響
B.災害がもたらす健康障害
第Ⅳ章 成人期にある人を看護するための基本的な考え方
1 関係を結ぶ
A.ケアリングに基づいた関係
B.パートナーシップを構築する
C.その人のレジリエンスに目を向ける
D.その人の強みを活かす
2 適応を促す
A.ストレス・コーピングを支える
B.危機的状況からの回復を支える
C.喪失と悲嘆を支える
D.自己決定を支える
3 発達を促進する
A.成人のセルフケアを育む
B.セルフ・エフィカシーを高める
C.成人学習を促進する
4 統合を支援する
A.家族とともに生きる成人を支援する
B.成人が身をおく文化を尊重する
C.成人が社会に支えられ,社会に貢献することを支援する
第Ⅴ章 健康状態に応じた看護
1 ヘルスプロモーション,ヘルスプロテクション──健康の保持・増進,疾病の予防に向けた看護
A.保健行動と行動変容
B.生活習慣病の予防対策
C.高齢者医療確保法における特定健康診査と特定保健指導
D.定期健康診断と保健指導
E.職業疾患とその予防
F.快適な職場環境づくり
2 健康状態が急激に変化し急性の状態にある人への看護
A.健康状態が急激に変化し急性の状態にある人とは
B.急性期看護とは
C.周手術期看護とは
D.クリティカルケアとは
E.急性の状態にある患者と家族に対する看護
3 生活機能障害のある人への看護(リハビリテーション看護)
A.生活機能と生活機能障害
B.リハビリテーションとは
C.リハビリテーションを展開するための基本的な考え方
D.リハビリテーションを必要とする人への看護
4 慢性的な経過をたどる健康障害を有する人への看護
A.慢性的な経過をたどる健康障害
B.慢性疾患を有する人の特徴
C.慢性疾患を有する人への看護
5 人生の最終段階にある人への看護
A.成人の死とは
B.最期を迎える準備
C.最期を迎える人の身体的な変化
D.最期を迎える人の心の変化
E.最期のときを迎える人や家族への看護
第Ⅵ章 成人看護を充実させる実践的環境
1 看護職の倫理綱領と成人看護
A.人権とは
B.看護職の倫理綱領
C.個人情報の保護
D.さまざまな状況における患者の意思決定支援
2 専門職間の連携と協働
A.専門職間の連携・協働とは
B.専門職間の連携・協働におけるグランドルール(原則)
C.専門職間の連携・協働を実践するための力
D.保健・医療・福祉の場におけるさまざまなチーム
3 医療安全
A.「医療の質」とは何か
B.「医療の質」評価と質向上の方法
C.医療の質向上とセーフティ・マネジメント
4 質の高い看護実践のための人材育成
A.専門看護師
B.認定看護師
索引