書籍・雑誌概要

StageIV大腸癌に対する外科的治療戦略 1938年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3～4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。

目次

特集　StageIV大腸癌に対する外科的治療戦略
　1．ガイドラインでみるStageIV大腸癌の治療戦略　畑　啓介
　2．StageIV大腸癌根治的切除例の予後　金光幸秀
　3．StageIV大腸癌に対する原発巣切除とリンパ節郭清の意義　久留島徹大
　4．StageIV大腸癌の腹腔鏡下原発巣切除の意義　肥田侯矢
　5．肝転移に対する外科的治療戦略　高橋慶一
　6．肺転移に対する外科的治療戦略　板橋道朗
　7．腹膜播種に対する外科的治療戦略　小林宏寿
　8．StageIV大腸癌に対するconversion therapy　大内繭子
　9．StageIV大腸癌の複数転移臓器切除の是非－当科の大腸癌複数転移臓器に対するストラテジー　小森康司
　10．StageIV大腸癌切除後の補助化学療法の意義　赤木由人

・連載／外科学の古典を読む［第49回］
　食道静脈瘤に対する杉浦手術（東大第二外科法）の原典　國土典宏
・臨床と研究
　結腸癌術後成績に及ぼす早期経口摂取開始と腹腔鏡手術の効果　巷野佳彦
・臨床経験
　Multidetector-row CTを利用した経皮内視鏡的胃瘻造設術の術前評価法－CT gastro-colonography法の検討　加藤一哉
・症例
　マンモトーム生検およびクリップでのマーキングが有用であった非浸潤性乳管癌の1例　藤井雅和
　特殊な組織像を呈し骨転移をきたした腋窩アポクリン腺癌の1例　佐藤嘉紀
　腹腔鏡下に治療しえた広範な腹壁静脈瘤を有する胃癌内視鏡的粘膜下層剥離術後潰瘍穿孔の1例　山口智之
　飲水造影multidetector-row CTで術前評価された巨大胃神経鞘腫の1例　荒木吉朗
　術前腹部造影CTで診断しえたMeckel憩室炎の1例　新宅谷隆太
　魚骨による穿孔性虫垂炎の2例　松崎太郎
　術前診断困難であった孤立性腸間膜悪性リンパ腫の1例　香川哲也
　巨大な横行結腸間膜原発extragastrointestinal stromal tumorの1例　小山誠
　腹腔鏡下に切除した腸重積を伴う横行結腸巨大脂肪腫の1例　竹原裕子
　経鼻胃管が原因となった非腸管壊死性門脈ガス血症の1例　山崎祐樹
　膵リンパ上皮性嚢胞の1例　相場利貞
◎書評
　痛みの考えかた－しくみ・何を・どう効かす　上本伸二
◎随録
　第30回日本静脈経腸栄養学会学術集会（会場ならびに会期変更のお知らせ）
　真菌症フォーラム第16回学術集会