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頭部画像診断をもっとわかりやすく

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筆頭著者 黒川 遼(著) 神田 知紀(著) 原田 太以佑 (著)

Gakken

電子版ISBN 978-4-05-988818-5

電子版発売日 2024年11月29日

ページ数 248

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-05-520103-2

印刷版発行年月 2024年10月

DOI https://doi.org/10.15105/9784059888185

書籍・雑誌概要

頭部画像診断で悩む・迷う点を,研修医・専攻医・診断専門医の3人による会話形式で解説.
「まず何から、どう読めばよいのか?」という読影のキホンを,Key症例のほか用語解説やふりかえりチェックシートとあわせて,しっかりマスターできる!

目次


昔「KEY BOOKシリーズを全部読め」.今は?
ディープな中枢神経画像診断にようこそ!
気軽に効率的に学ぶための1冊として
第1章 読み方総論
Lesson 1-1 頭部単純CTって,どのような手順で読影したらよいですか?
ステップ1 スカウトビューの観察
ステップ2 皮膚・皮下
ステップ3 頭蓋骨
ステップ4 眼窩~海綿静脈洞
ステップ5 鼻・耳
ステップ6 脳槽・くも膜下腔・動静脈
ステップ7 脳・脳室・硬膜
ステップ8 間隙・頭蓋底
ステップ9 その他
Lesson 1-2 疾患のジャンルをどのように絞り込めばよいですか?
その1 症状と病変の広がり
Lesson 1-3 その2 症状と画像所見の関係
Lesson 1-4 その3 臨床背景で画像診断の解釈を変える
Lesson 1-5 その4 多発白質病変の鑑別
第2章 脳出血
Lesson 2-1 脳出血の種類の見分け方は?
1)5つの脳実質内出血を押さえる
2)脳実質外出血 ── 原因は何?
3)脳実質外出血 ── 典型・非典型所見
4)脳実質外出血 ── ちょっとわかりにくい例も
5)脳実質外出血 ── 脳溝が不明瞭化していたら?
Lesson 2-2 脳出血の信号/ 吸収値の変化が覚えられません
1)脳出血のCT所見の経時変化
2)脳出血のMRI所見の経時変化
3)くも膜下出血の画像所見の経時変化
Lesson 2-3 脳出血で気をつけるべきことは?
1)左右差をよくみて出血源をみつけよう
2)外傷による脳出血
3)若年の皮質下出血をみたら?
4)健常者の発熱で発症した皮質下多発出血は?
5)微小出血の検出に役立つシーケンスは?
6)硬膜下血腫とまちがえたのは?
第3章 脳梗塞
Lesson 3-1 脳梗塞の原因の見分け方は?
1)脳梗塞の分布をみる
2)内包後脚のわずかな左右差
Lesson 3-2 脳梗塞の信号の経時的変化が覚えられません
1)経時変化と背景疾患を考慮する
Lesson 3-3 脳梗塞で気をつけるべきことは?
1)血栓の種類と治療法(1) ── 赤色血栓
2)血栓の種類と治療法(2) ── 白色血栓
Lesson 3-4 慢性期の脳梗塞はどうやってみればよいのでしょうか?
1)慢性期脳梗塞:虚血に伴う変化の評価
第4章 各シーケンスの特徴・役割
Lesson 4-1 T2強調像で低信号の病変をみたら何を考えたらよいですか?
1)無症状で偶然見つけた被殻病変は何?
2)突然の意識障害と片麻痺 ── 異常信号の分布をみる
Lesson 4-2 T1強調像で高信号の病変をみたら何を考えたらよいですか?
1)両側淡蒼球のT1強調像での異常高信号 ── 原因は?
2)対称性の異常を見逃さない!
Lesson 4-3 拡散強調像で高信号の病変をみたら何を考えたらよいですか?
1)ADC値の重要性
2)皮質に沿った拡散強調像で高信号の鑑別は?
3)拡散制限+リング状増強効果 ── どっちなんだ!?
第5章 脳腫瘍
Lesson 5-1 脳腫瘍とは?
1)頭痛で発見された脳病変
2)low grade glioma
3)high grade glioma
4)脳幹のglioma
5)gliomatosis cerebriパターン
Lesson 5-2 脳実質外腫瘍をみきわめる
1)脳実質内か脳実質外か悩ましい腫瘍
2)flow voidが目立つ脳実質外腫瘍
3)骨の変化から推定する脳実質外腫瘍
4)脳実質外腫瘍のピットフォール
Lesson 5-3 下垂体・鞍上部の腫瘍
1)顔面痛で発症した下垂体腫瘍
2)microadenomaの診断
3)T1強調像で高信号な下垂体腫瘤
4)下垂体後葉のT1強調像高信号の消失
5)突然の頭痛の鑑別
6)T1強調像で高信号な下垂体腫瘤
第6章 髄膜の異常
Lesson 6-1 髄膜病変はどう考えたらいいの?
1)PSパターンとDAパターンを区別する
2)びまん性のPSパターン
3)脳表に沿った粒状・不均一分布の増強像
Lesson 6-2 硬膜病変はどうやって診断するの?
1)DAパターンの硬膜肥厚を示す肉芽腫性疾患は?
2)病態を一元的に考える
Lesson 6-3 病態に応じた髄膜病変の鑑別を考えていこう
1)病歴から様々な可能性を考える
2)PSパターンの軟髄膜炎以外に考えられるものは?
3)PSパターン・DAパターン両方ある場合に考えること
第7章 脳実質外病変
Lesson 7-1 偶発病変を見逃すな!─ 頭部MRIに写り込む頭頸部病変(1)
1)画像の端の病変を見落とすな!
2)わずかな異常所見に気づけるか?
3)眼窩病変にも気を配る
4)正常画像と比較して考える
5)拡散強調像で描出されない構造に潜むもの
Lesson 7-2 偶発病変を見逃すな!─ 頭部MRIに写り込む頭頸部病変(2)
1)病変の進展方向と進展範囲をみる
2)成人以降の乳突蜂巣の液貯留は?
3)頭蓋底に発生する腫瘤は?
4)頭蓋底の異常所見を見抜け
5)撮像(撮影)下端に写り込むもの
6)頭部CTの撮影下端にある石灰化病変
第8章 意識障害
Lesson 8-1 意識障害で考えること
1)経過を考える
2)若年者の梗塞様病変
3)経過と分布を考える
4)左右対称性の異常信号 ── 病歴をみよ
第9章 血管
Lesson 9-1 脳MRAはどのようにみたらいいの?
1)脳血管の見方(1) ── 動脈硬化
2)脳血管の見方(2) ── 正常変異
3)脳血管の見方(3) ── 年齢と血管蛇行
Lesson 9-2 血管がよくみえない時は,どう読んだらいいの?
1)細かい血管が目立つのは?
2)前回と比べて変わっているのは?
Lesson 9-3 たくさんの血管がみえる場合は,どう考えたらいいの?
1)流入動脈(feeder),流出静脈(drainer),flow void
2)頭部外傷後,S状静脈洞の血栓をみきわめる
3)左大脳半球の血流上昇 ── ASLを使いこなす
第10章 病変の分布
Lesson 10-1 病変の分布を押さえる
1)U-fiberがどのように侵されているか?
2)Guillain-Mollaretの三角で障害が起こると?
3)出血の分布と側頭極病変を考える
4)“いつもと違う”異常所見に気づけるか
COLUMN
訴訟リスクの高いびまん性軸索損傷
頻度が高い疾患のレポートの注意点
①白質病変の記載方法について/②微小出血の最近の事情
舌にも注目! 舌のT1強調像高信号(bright tongue sign)の鑑別
どっちなんだ!? となりやすい脳病変の鑑別のためのtips
神経放射線が読めるといいことってあるの??
頭蓋底は見逃しの宝庫
PMLに関連したMRIのサイン
索引

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