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がん・放射線療法 改訂第8版
筆頭著者 大西 洋 (編)
山梨大学大学院総合研究部放射線医学講座
その他の著者等 唐澤久美子・西尾禎治・石川仁
Gakken
電子版ISBN 978-4-05-988626-6
電子版発売日 2023年10月13日
ページ数 1496
判型 A4
印刷版ISBN 978-4-05-520049-3
印刷版発行年月 2023年9月
書籍・雑誌概要
放射線治療にかかわるすべての医療従事者が知っておくべき,最新の実践的な知識やデータを網羅して改訂第8版.
辞書あるいは実践書として使える,がん放射線治療にかかわる医療従事者唯一のバイブル(教科書)が完成した.
目次
序文
『がん・放射線療法』の改訂第8版の刊行にあたって─故・唐澤克之先生に捧ぐ
執筆者一覧
Color Atlas
第1章 序章
1-1 はじめに
1-2 放射線療法の歴史
1-3 腫瘍学とは
第2章放射線腫瘍学総論
2-1 放射線療法の意義・特徴・構造・将来
2-2 日本放射線腫瘍学会の国際的な関係
2-3 放射線療法の経済的分析・病院経営への寄与
2-4 放射線治療品質管理のあり方
2-C1 放射線治療における放射線防護
2-C2 放射線療法における放射線防護:放射線治療患者に対する事故被ばく予防のためのチェックリスト
2-5 国の医療施策
2-6 医療経済/保険制度
2-7 放射線治療施設の基準構造と関連法
2-8 放射線治療関連制度
2-9 放射線治療専門放射線技師認定制度
2-10 医学物理士認定制度
2-11 放射線療法と看護師─安全・安心な放射線療法を支える
2-12 専門性の高い看護師─スペシャリストのかかわり─
2-13 放射線療法と意思決定支援─放射線療法を選択する患者への看護─
2-14 放射線療法を受ける患者のケア─放射線療法を継続するために─
2-15 患者のセルフケア支援─患者の生活を支える─
2-16 放射線療法に関連する不安・抑うつの評価と対応
2-17 高齢者の放射線療法
2-18 放射線治療の有害事象総論
2-19 有害事象の薬物療法による修飾
有害事象の治療法
2-20 皮膚炎・脱毛
2-21 口腔粘膜炎
2-22 唾液分泌障害
2-23 食道炎・胃炎
2-24 放射線性肺障害
2-25 心臓(腫瘍循環器学)
2-26 放射線性肝障害
2-27 骨盤照射後の直腸炎・膀胱炎・尿道炎
2-28 リンパ浮腫
2-29 高気圧酸素治療
2-30 有害事象に対する漢方治療
2-31 アピアランスケア
第3章放射線生物学
3-1 放射線腫瘍生物学の基礎
3-2 細胞レベルの生物学
3-3 遺伝子診療と放射線療法
3-4 妊孕性温存,生殖医療と放射線治療
3-5 修飾因子
3-6 化学放射線療法の基礎
3-7 分子標的薬併用放射線療法
3-8 免疫放射線療法
3-9 放射線の相互作用
3-C1 KORTUC─英国臨床治験 PhaseⅡ進行中─
3-10 分割照射の基礎
3-11 線量分割法
3-12 分子生物学的アプローチ
第4章医学物理学
4-1 医学物理学の基礎
4-2 発生装置と関連機器(光子線・電子線)
4-3 発生装置と関連機器(陽子線)
4-4 発生装置と関連機器(重粒子線)
4-5 発生装置と関連機器(BNCT)
4-6 光子線の線量測定と治療計画
4-7 電子線の線量測定と治療計画
4-8 定位放射線治療の線量測定と治療計画
4-9 強度変調放射線治療の線量測定と治療計画
4-10 小線源治療の線量計測と治療計画
4-11 陽子線の線量測定と治療計画
4-12 重粒子線の線量測定と治療計画
4-13 BNCTの線量測定と治療計画
4-14 放射線療法のQAプログラム
4-15 放射線療法におけるAIの活用
第5章がんにかかわる知識
5-1 がんの統計
5-2 がんステージング
5-3 がんの画像診断
5-4 がんの核医学診断
5-5 がんの病理
5-6 オリゴ転移
5-7 がん診療におけるICとSDM
5-8 EBMと臨床試験
5-9 外科腫瘍学
がん薬物療法
5-10 総論
5-11 化学療法
5-12 内分泌治療(乳癌,前立腺癌)
5-13 分子標的治療
5-14 免疫療法
5-15 がんのIVR
5-16 温熱療法(ハイパーサーミア)
5-17 緩和医療・緩和ケア
第6章放射線治療技術と方法
6-1 総論
小線源治療
6-2 低・中線量率小線源治療
6-3 高線量率小線源治療
6-4 強度変調放射線治療(IMRT)
6-5 術中照射
6-6 定位手術的照射(SRS)
6-7 定位放射線治療(脳)
6-8 体幹部定位放射線治療(肺)
6-9 体幹部定位放射線治療(肝臓)
6-10 体幹部定位放射線治療(脊椎)
6-11 前立腺癌定位放射線治療
6-12 腎癌の定位放射線治療:照射技術
6-13 体幹部定位放射線治療(膵臓)
6-14 全脳全脊髄照射
6-15 全身照射
6-16 全皮膚照射,全リンパ節照射,全骨髄照射
6-17 陽子線治療
6-18 重粒子線治療
6-19 ホウ素中性子捕捉療法
6-20 内用療法(核医学治療)
6-21 再照射
6-22 画像誘導放射線治療
6-23 呼吸性移動対策
6-24 動体追跡照射法(迎撃法)
6-25 動体追尾照射法
6-26 遠隔放射線治療計画
6-27 スペーサー:①前立腺
6-27 スペーサー:②体内空間可変粒子線治療(SMPT)
6-C1 スペーサ
6-28 植込み型心臓電気デバイスへの対応:物理
6-28 植込み型心臓電気デバイスへの対応:臨床
第7章各領域の治療
7-1 中枢神経系腫瘍:総論
7-2 脳腫瘍:低悪性度神経膠腫
7-3 高悪性度神経膠腫
中枢神経系腫瘍
7-4 頭蓋内胚細胞腫瘍
7-5 髄膜腫
7-6 脳室上衣腫
7-7 髄芽腫
7-8 下垂体腫瘍
7-9 前庭神経鞘腫
7-10 脊髄腫瘍
7-11 比較的稀な中枢神経系腫瘍
頭頸部腫瘍
7-12 総論
7-13 粒子線治療総論
7-14 頭頸部腫瘍(口腔癌:舌以外)
7-15 舌癌
7-16 上咽頭癌
7-17 中咽頭癌
7-18 下咽頭癌
7-19 喉頭
7-20 鼻副鼻腔
7-21 眼球・眼窩腫瘍
7-22 聴器腫瘍
7-23 唾液腺腫瘍
7-24 甲状腺癌
7-25 比較的稀な頭頸部腫瘍
7-26 照射後再発腫瘍
7-27 肺癌の疫学と病期分類
胸部腫瘍
7-28 胸部腫瘍:非小細胞肺癌
7-29 胸部腫瘍:Ⅰ期肺癌に対する体幹部定位放射線治療
7-30 胸部腫瘍:肺腫瘍に対する粒子線治療
7-31 胸部腫瘍:小細胞肺癌
7-32 胸部腫瘍:胸膜中皮腫
7-33 胸部腫瘍:縦隔腫瘍
乳癌
7-34 総論
7-35 非浸潤癌
7-36 早期浸潤性乳癌(乳房温存療法)
7-37 進行乳癌(乳房切除)
7-C1 乳癌原発巣への照射
7-38 再発乳癌
消化器腫瘍
7-39 食道癌の疫学と分類
7-40 頸部食道癌
7-41 胸腹部食道癌
7-C2 食道癌に対する粒子線治療
7-42 胃癌
7-43 肝腫瘍
7-44 肝細胞癌に対する定位放射線治療
7-45 肝腫瘍に対する粒子線治療
7-46 胆道系腫瘍
7-47 膵癌
7-C3 膵癌に対する粒子線治療
7-48 結腸癌
7-49 直腸癌
7-C4 再発直腸癌に対する重粒子線治療
7-50 肛門癌
7-51 比較的稀な消化器腫瘍
泌尿器腫瘍
7-52 総論
7-53 腎盂・尿管腫瘍
7-54 腎癌
7-55 膀胱癌
7-56 前立腺癌小線源治療
7-57 前立腺癌外部照射
7-58 前立腺癌体幹部定位放射線治療(SBRT)
7-59 前立腺癌術後照射・再発前立腺癌
7-60 前立腺癌粒子線治療
7-61 精巣腫瘍
7-62 陰茎癌
婦人科腫瘍
7-63 子宮頸癌(根治的放射線治療)
7-64 子宮頸癌術後照射
7-C5 子宮頸癌に対するハイブリッド小線源治療
7-C6 子宮頸癌に対する重粒子線治療
7-65 子宮体癌
7-66 腟・外陰癌
7-67 卵巣・卵管癌
皮膚・骨軟部腫瘍
7-68 皮膚癌
7-69 悪性黒色腫
7-70 軟部組織腫瘍
7-71 原発性骨腫瘍
7-72 骨軟部腫瘍に対する粒子線治療
造血器腫瘍
7-73 悪性リンパ腫総論
7-74 ホジキンリンパ腫
7-75 節性・非ホジキンリンパ腫
7-76 脳,鼻腔,乳房,消化管,精巣などの節外性リンパ腫
7-77 皮膚悪性リンパ腫・菌状息肉症
7-78 骨髄腫,形質細胞腫
7-79 白血病
小児腫瘍
7-80 総論
7-81 小児がんの陽子線治療
7-82 小児がんの放射線治療の晩期合併症
7-83 小児軟部組織腫瘍
7-84 小児骨腫瘍
7-85 小児腎腫瘍
7-86 神経芽腫
7-87 稀な小児腫瘍
良性疾患
7-88 ケロイド・翼状片
7-89 血管腫・動静脈奇形
7-90 バセドウ病,甲状腺眼症
7-C7 SRAT(すらっと)できる不整脈放射線治療
7-C8 三叉神経痛
転移性腫瘍
7-91 総論(オリゴ転移含む)
転移性腫瘍における放射線療法
7-92 脳転移
7-93 肺転移
7-94 転移性骨腫瘍
7-95 原発不明がん
緊急照射
7-96 脊椎・脊髄転移
7-97 気道狭窄
7-98 上大静脈症候群(SVC症候群)
第8章終章
8-1 わが国の放射線療法の現状と展望
Index