書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

治療 Vol.106 No.9

語りたい! 総合診療のエビデンス

治療 Vol.106 No.9
本文を見る
  • 有料閲覧

南山堂

電子版ISBN

電子版発売日 2024年9月2日

ページ数 136

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-525-93008-0

印刷版発行年月 2024年9月

書籍・雑誌概要

語りたい! 総合診療のエビデンス 当初は海外や国内の他領域からのエビデンスを借りることが多かった日本の総合診療も,その発展とともにさまざまな研究が行われ,自身のエビデンスを提示できるようになってきています.この特集では幅広い知識とそのアップデートが求められる総合診療医のために,診療セッティング別の近年のエビデンスを概説するほか,日本の総合診療医が行った研究を紹介しています.実際に論文化された研究も,始まりは何気ない臨床上の疑問から始まっており,研究のウラ話とあわせて,身近なものとして感じていただけることでしょう.

目次

■総合診療医が活躍するフィールドの最新エビデンス
診療所外来(水本潤希)
在宅医療(宜保光一郎)
病棟診療(鈴木 聡,他)
救急外来(熊谷知博,他)
健康診断・予防医療(森 英毅)
医学教育(藤川裕恭)
医療政策(島袋 彰)

■日本発! 総合診療医が作るエビデンス
総合診療医が行う研究とその広がり(金子 惇)
プライマリ・ケア研究今昔(松島雅人)
観察研究:研修医の睡眠は労働時間,抑うつ,診療エラーとどのように関連するか?(長崎一哉)
観察研究:コロナ禍におけるプライマリ・ケアの価値の検証(青木拓也)
観察研究:予定外受診の背景は? 就労と世帯構成の交互作用で関連の異質性をみよう(川内はるな,他)
観察研究:医師による菌血症の可能性の見積もりは安全? 効率的?(藤井浩太朗,他)
介入研究:誰にでも手が届く,小規模ランダム化比較試験(原田侑典)
システマティックレビュー・メタアナリシス:地域病院からの学術的Outputって大変?(西倉 希,他)
デルファイ法:「みんなで決めた」を科学する(宮地由佳)
質的研究:医学生は地域の臨床実習で SDH をどのように学ぶのか?(春田淳志)
質的研究:「語り」にまつわる研究(宮地純一郎)
混合研究法:質的・量的な視点から複雑な現象を理解する(鋪野紀好)
ケースレポート:むずむず脚症候群亜型の疾患概念の普及を目指して(石塚晃介,他)

■コラム
総合診療医「と」行う研究:質的研究者の立場から(阿部路子)
総合診療医「と」行う研究:文化人類学者の立場から(堀口佐知子,他)
総合診療医「と」行う研究:生物統計家の立場から(市川周平)

■連載
在宅医療の質を高める!(15)
管理栄養士が,在宅患者&家族にもたらす喜び(永井康徳)

えびさんぽ(33)
医薬品の製剤学的な違いは薬剤効果にも影響しますか?(青島周一)
─ランドマークスタディと路地裏エビデンス
─臨床での使い方

総合診療 POEMs ─診療で使える! 旬なオススメ文献─(19)
高齢者への積極的な ACP は患者・家族のアウトカムを改善させる(松村英明,他)

Dr. Shinのよくわかる即戦力漢方(4)
とにかくしんどいので何とかしてほしい!(橋本進一)

緩和 Case Based 教育ディスカッション(9)
消化器症状のマネジメントと悪液質(宇井睦人)