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雑誌
災害支援における多職種連携
保健・医療・福祉活動の総合調整をめざして
筆頭著者 小井土 雄一 (他編集)
その他の著者等 石井美恵子 編集
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-65753-2
電子版発売日 2025年2月24日
ページ数 264
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-05753-0
印刷版発行年月 2025年2月
書籍・雑誌概要
災害支援をもっと進化させるために伝えたい連携とは、被災者を守るとは
地震や異常気象により毎年のように災害が発生している。COVID-19も災害と考えられた。次はどこが被災するかわからない。医療従事者は災害時の支援・受援を知っておく必要がある。重要な概念は2つ、多様な職種との連携と被災者の人権尊重。本書は令和6年能登半島地震も踏まえ、14チームと13団体の強みを紹介し、多職種連携とともに人権憲章やジェンダーの問題などあらゆる災害支援のあり方について伝える。
目次
第1章 災害支援において多職種連携がなぜ必要か
1) 過去の震災で整備されてきた日本の災害医療体制
2) 災害時に保健・医療・福祉の連携が必要とされた背景
3) 保健医療福祉の一元化には多職種連携が必要
4) 災害関連死を防ぐ多職種連携と地域連携BCP
5) 人道支援を支える原則とその重要性
第2章 災害時の保健医療活動体制を知ろう
1 保健医療福祉調整本部とは
A 保健医療福祉調整本部の役割・機能
B 保健医療福祉調整本部の運営,構成員・組織体制
C 多職種連携を支える本部活動の実際
Column 行政の役割
2 災害医療コーディネーター
1) 災害医療コーディネーターの出現まで
2) 災害医療コーディネート体制モデル
3) 災害医療コーディネートチーム
4) 保健,医療,福祉三分野の調整の必要性
5) 災害医療コーディネーターの養成と委嘱の状況
6) 災害時小児周産期リエゾンの活動
第3章 多職種連携とはどういうことか
第4章 災害時に活動する支援チームや各職種の役割・機能を知ろう
1 災害時に活動する支援・派遣チーム
A 災害派遣医療チーム(DMAT)
B 災害派遣精神医療チーム(DPAT)
C 災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)
D 保健師等支援チーム
E 日本医師会災害医療チーム(JMAT)
F 日本赤十字社の救護班
G 国立病院機構医療班
H 全日本病院協会災害時医療支援活動班(AMAT)
I 日本災害歯科支援チーム(JDAT)
J 薬剤師支援チーム
K 災害支援ナース
L 日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)
M 日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)
N 災害派遣福祉チーム(DWAT/DCAT)と災害福祉支援ネットワーク
2 各学会・団体等の活動
A 日本災害医学会──災害医療コーディネーションサポートチーム
B 災害時感染制御支援チーム(DICT)
C 日本透析医会──透析医療における災害対策
D 日本糖尿病学会:糖尿病医療支援チーム(DiaMAT)
E 日本神経学会災害支援ネットワーク:重症神経難病患者支援
F 日本産科婦人科学会
G 日本小児科学会
H 避難所・避難生活学会
I 日本老年医学会:高齢者災害医療支援
J 日本プライマリ・ケア連合学会(PCAT)
K 災害派遣柔道整復チーム(DJAT)
L 災害支援鍼灸マッサージ合同委員会(DSAM)
第5章 救護所・病院・避難所における多職種連携の実際
1 救護所における取り組み
2 病院支援における取り組み
3 避難所における取り組み
4 福祉避難所における取り組み
5 災害とジェンダー:避難生活における困難と必要な支援
第6章 災害支援の様々な場面における多職種連携
1 メンタルヘルスにおける多職種連携
A 被災者のメンタルヘルス
B 救援者のメンタルヘルス
2 災害関連死と健康二次被害を防ぐ多職種連携
A 防ぎえた災害死
B 災害関連死
C 避難所の生活環境と健康被害
第7章 感染症パンデミックにおける多職種連携
第8章 国際災害支援における多職種連携
1 国際災害のスタンダード
2 我が国の国際EMT受援計画
3 避難所の国際基準としてのスフィア基準:被災者の人権を多職種連携で守る
索引