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救急整形外傷レジデントマニュアル 第2版
筆頭著者 田島 康介 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63688-9
電子版発売日 2021年2月22日
ページ数 192
判型 B6変
印刷版ISBN 978-4-260-03688-7
印刷版発行年月 2018年11月
書籍・雑誌概要
整形外科医「以外」のための整形外科当直マニュアル。この本さえあれば、当直中の整形外科疾患の対応には困らない。どの時点で専門医にコンサルトすればよいかも判断できる。診療中に常備しておきたい整形外傷本の決定版! 第2版では、6章「骨折」のX線写真をより典型的なものに更新し、7章「重症軟部組織感染症」を充実。9章「高齢者関連」を新設し、「骨脆弱性骨折」「非定型大腿骨骨折」などに関して追記。*「レジデントマニュアル」は株式会社医学書院の登録商標です
目次
第1章 創傷処置
用語の定義
創傷処置の前に
1 受傷機転の確認
2 画像検査
3 洗浄,デブリードマン
4 縫合するか否か
縫合
1 縫合糸の選択
2 麻酔方法
3 縫合方法
4 出血に対する処置
5 ドレーン挿入
6 縫合後のドレッシング
創傷処置後のケア
1 抗菌薬の処方
2 破傷風トキソイド
3 創傷処置後の予定
第2章 外固定の仕方(シーネの当て方)
総論
用語の定義
外固定の原則
良肢位
ソフトシーネ
アルフェンスシーネ
シーネの巻き方
1 シーネ幅の選択の目安
2 用意するもの
3 包帯の巻き方
4 シーネの実際
特殊な固定
1 鎖骨骨折
2 上腕骨近位部骨折(上腕骨頚部骨折・上腕骨外科頚骨折)
3 大腿骨近位部骨折(大腿骨頚部骨折・大腿骨転子部骨折),大腿骨骨幹部骨折
小児の骨折
外固定の合併症
1 皮膚潰瘍
2 神経麻痺
3 コンパートメント症候群
第3章 そのほかの基本手技
関節穿刺
1 膝関節穿刺・外側法
2 膝関節穿刺・前方法
爪下血腫の除去
トリガーポイント注射
第4章 軟部組織損傷
打撲
1 診断と治療
2 コンパートメント症候群(筋区画症候群)
靱帯損傷,捻挫
1 診断と初期治療
筋・腱損傷
1 開放性損傷
2 閉鎖性損傷
神経損傷
1 指尖部の感覚障害
血管損傷
1 止血の基本
2 止血法
3 動脈損傷部位における末梢壊死
そのほかの特殊な損傷
1 四肢や指の切断
2 デグロービング損傷
第5章 脱臼
脱臼の診断
脱臼整復時の麻酔
整復法
1 肩関節脱臼
2 手指の脱臼
3 肘関節脱臼
4 股関節脱臼
5 膝蓋骨脱臼
6 膝関節脱臼
7 足関節脱臼
8 顎関節脱臼
9 そのほかの脱臼
第6章 骨折
上肢編
1 手指周囲の骨折
2 手の骨折
3 手関節周囲の骨折
4 前腕部の骨折
5 肘関節周囲の骨折
6 上腕部の骨折
7 肩関節周囲の骨折
下肢編
1 足趾周囲の骨折
2 足部の骨折
3 足関節周囲の骨折
4 下腿部の骨折
5 膝関節周囲の骨折
6 大腿部の骨折
7 股関節周囲の骨折
骨盤編
1 まず患者受け入れが可能か判断する
2 患者が搬入されたらまず行うべきこと
3 骨盤の解剖
4 骨盤単純X線における骨折の評価と分類
5 CTの撮影
6 初期治療
7 根治手術
脊椎編
1 高エネルギーでない外傷
2 高エネルギー外傷
第7章 非外傷性疾患
一般医が知っておくべき非外傷性整形外科疾患
1 神経障害
2 関節痛(結晶誘発性関節炎)
3 関節の感染症
4 軟部組織感染症
整形外科的愁訴の他科疾患
1 肩甲背部痛(胸背部痛)
2 腰痛
第8章 小児関連
総論
1 小児骨折の特徴
2 診断
3 患児の帰宅に際して
各論
1 肘内障
2 上腕骨顆上骨折
3 単純性股関節炎
4 大腿骨頭すべり症,上前腸骨棘剥離骨折
第9章 高齢者関連
総論
1 脆弱性骨折とは
2 診断
3 治療戦略
各論
1 非定型大腿骨骨折
2 脆弱性骨盤骨折
第10章 診断書の書き方
病院書式診断書の書き方
保険会社の診断書(通院証明)の書き方
労災関連書類の書き方
索引
MEMO
● 指尖部損傷におけるwet dressing
● 縫合後の被覆
● 救急外来でできる駆血法
● damage control orthopaedics
● 見逃しやすい「骨折に合併する骨折」
● Barsony(バルソニー)