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筆頭著者 伊藤 澄信 (編集)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-63054-2
電子版発売日 2017年6月12日
ページ数 192
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-03054-0
印刷版発行年月 2017年4月
書籍・雑誌概要
健診での検査項目がますます多様化している今日、異常値の出た健診結果をもってやってくる患者への対応にとまどう一般医は少なくない。とりわけ、無症状で、検査値(あるいは所見)に軽度の異常がみられた場合、どの程度の間隔で再検するのかは迷うところだ。本書では、外来で一般医が困る健診データ異常のパターンを集め、基本対応とそのエビデンスを示した。
目次
編集のことば
イントロダクション
ジェネラリストのための「健診異常」への対応
健診データで困ったら-よくある検査異常への対応策
【身体測定・生理】
「BMI(体重)の低下がある」と言われたら
心電図で「非特異的ST-T変化がある」と言われたら
「聴力低下がある」と言われたら
呼吸機能に異常が見つかったら
【X線・超音波】
胸部単純X線写真で「胸膜肥厚がある」/「ブラがある」と言われたら
胸部CTの異常と経過観察の仕方
「動脈硬化がある」と言われたら
腹部エコーに異常所見があったら
【生化学・血液学・血清学・尿】
血液の検査で異常があったら
(a:白血球が少ない/b:赤沈が亢進している/c:軽度の貧血がある,と言われた)
「肝機能が正常でB型肝炎の抗原が陽性」/
「肝機能が正常でC型肝炎の抗体が陽性」と言われたら
「ピロリ菌が陽性」と言われたら
リウマトイド因子(RF)または抗CCP抗体,抗核抗体が陽性だったら
「血清ペプシノゲン検査が異常」と言われたら
NT-proBNPが異常値だったら
腎臓の検査で異常があったら
【その他】
「骨量が少ない」と言われたら
腫瘍マーカーが高かったら
脳ドック(頭部MRI)で所見を指摘されたら
睡眠呼吸検査が陽性だったら
索引
ワンポイントレクチャー
(1)健康診断の至適間隔-健診は毎年必要か?
(2)臨床検査の標準化と臨床検査値
(3)健康診断と遺伝子検査-予防医療の時代に向けて
(4)健康人の「基準範囲」と「臨床判断値」