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H.pylori 除菌後発見胃癌の内視鏡診断

H.pylori 除菌後発見胃癌の内視鏡診断
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筆頭著者 八木 一芳 (他著)

その他の著者 味岡 洋一

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-62481-7

電子版発売日 2016年10月3日

ページ数 100

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-02481-5

印刷版発行年月 2016年5月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260624817

書籍・雑誌概要

ピロリ菌感染は胃癌発症に重要な役割を持っているが、ピロリ感染胃炎の除菌が保険適用となり、胃癌の予防効果が期待されている。しかし、臨床的には除菌成功後にも胃癌は経験しうる。除菌前・後の胃粘膜の比較、除菌後胃癌の特徴、除菌後胃をみたらどの所見を癌と診断し、いままでの診断学に修正を加えるのかなど、来たるべき除菌後胃が多くなる時代に備え、羅針盤になるテキストである。

目次

第1章 H.pylori 陽性活動性胃炎とH.pylori 消失非活動性胃炎の内視鏡的鑑別点
 1 H.pylori 感染に伴う胃粘膜の変化
  A H.pylori 未感染正常胃
  B H.pylori 感染による慢性活動性胃炎と,炎症の進展,萎縮の発生
  C H.pylori 消失による慢性非活動性胃炎と胃粘膜の変化
 2 内視鏡による鑑別のポイント
  A 通常内視鏡観察
   1)びまん性発赤,皺襞腫大,汚い白い粘液
   2)色調逆転現象
   3)中間帯の鮮明化
   4)色調逆転現象と京都分類の地図状発赤の相関性
  B NBI 拡大内視鏡観察
   1)胃底腺粘膜腺開口部の変化
 3 NBI 拡大内視鏡による正診率と問題点
  A 正診率
  B 問題点

第2章 除菌後発見胃癌の内視鏡像と組織像
 1 除菌後発見胃癌の概念-歴史とその内視鏡的特徴
  A 通常内視鏡で胃炎様に見える癌
  B NBI 拡大内視鏡像で周囲類似の胃炎様に見える癌
 2 癌上皮と非癌上皮のモザイク現象
 3 非癌腺管の伸長現象
 4 分化型癌の上皮下進展
  A 分化型癌の上皮下進展とは何か
  B 分化型癌の上皮下進展症例
  C 上皮下進展分化型胃癌の症例呈示
 5 除菌後発見胃癌のハイリスク内視鏡所見は何か?
  A 除菌後症例の木村・竹本分類
   1)木村・竹本分類の萎縮と組織学的萎縮の乖離
  B 色調逆転現象と除菌後発見胃癌の関係
   1)色調逆転現象の組織学的意義
   2)除菌後または自然除菌後症例の色調逆転現象と胃癌の関係の検討

第3章 除菌後発見胃癌15症例の提示と解説
症例1
症例2
症例3
症例4
症例5 症例6
症例7
症例8
症例9
症例10 症例11
症例12
症例13
症例14
症例15

文献
索引

Column
 1 H.pylori -status とは?
 2 慢性胃炎の温故知新:中間帯について
 3 拡大内視鏡を用いたH.pylori -status診断の有用性
 4 除菌治療を行う利点と留意点

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