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冷凍カテーテルアブレーション
筆頭著者 沖重 薫 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-62380-3
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 216
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-02380-1
印刷版発行年月 2015年8月
書籍・雑誌概要
難治性不整脈の新たな治療戦略として、2014年に待望の保険承認を得た“冷凍カテーテルアブレーション”。本システムの基礎知識、治療の最前線、研究のトピックスを集積する本邦初の成書。薬剤抵抗性の不整脈に対して、これからの循環器医が“冷凍カテーテルアブレーション”を安全に有用に適用するために。次の一歩へ。
目次
第1章 冷凍の物性
I はじめに
II 冷凍が心筋組織に与える効果
a 細胞内への ice crystal 形成
b 冷凍速度の効果
c 冷凍エネルギーを組織へ反復して適用する効果
d 血管,筋組織への急性効果
e クライオの心臓弁に与える効果
f 催不整脈性の検討
g クライオの神経組織への影響
h クライオの細胞傷害性に関する検討(抗癌剤との比較)
i クライオ適用による微小循環の変化
III 冷却による心筋組織への電気生理学的効果
a はじめに
b 冷凍アブレーションの機序
第2章 発作性上室頻拍(PSVT)
I 房室結節リエントリー頻拍(AVNRT)
a 具体的手技
b 臨床成績
c アブレーション成功部位の特異性
d 小児科領域への適応
e 合併症
f 高周波アブレーションとの比較
g 臨床成績
II 房室回帰頻拍(AVRT)
a 右側副伝導路
b 左側副伝導路
c 中隔副伝導路
d 完全房室ブロックのリスク
e 臨床成績
f 小児への適応
g 冠動脈への傷害
h PSVTにおけるクライオの安全性
第3章 臨床成績の評価と確認
I はじめに
a 臨床研究データ
b 論文検索データ
c 臨床データ評価の概要
d 臨床データ分析
II クライオマッピングに関する論文レビュー
a 心房頻拍(Atrial tachycardia;AT)
b 心室頻拍(Ventricular tachycardia;VT)
c Bundle branch reentrant VTへの適用
III 臨床的有用性および危険性に関する総括
a FROSTY PS-006 概要
第4章 心房粗動に対する冷凍カテーテルアブレーション
a 高周波アブレーションと異なる注意点
b 高周波アブレーションとの臨床成績比較
c 心房粗動アブレーションにおけるクライオの特徴
d クライオの成績
e 横浜市立みなと赤十字病院における経験
第5章 心房細動に対する冷凍カテーテルアブレーション
a クライオバルーンカテーテルの biophysics と biomechanics
b 冷凍バルーンカテーテルの肺静脈隔離効果
c 具体的手技:アブレーション治療の前提と前処置
d 臨床成績
e “Pull-down 操作”解説
f “cross-talk 現象”
g 臨床成績
h 横浜市立みなと赤十字病院方式
索引