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悲嘆とグリーフケア

悲嘆とグリーフケア
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筆頭著者 広瀬 寛子 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61216-6

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 256

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-01216-4

印刷版発行年月 2011年2月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260612166

書籍・雑誌概要

家族、遺族、およびケアにかかわる看護師自身のグリーフケアをまとめた1冊。好評書『看護カウンセリング』の著者が本書では、個人カウンセリングでの語り、サポートグループでのつながりを通して、答えのない問題と向かい合う。緩和ケアに携わる看護師をはじめ、患者の死、家族の死など人の悲嘆に接するすべての人にお勧めしたい。

目次

私の個人的悲嘆体験を語る-グリーフケアにかかわることになったわけ

第I部 家族・遺族のためのグリーフケア
 第1章 遺族の語り
  1.遺族になってからの思い
  2.患者を看病していたときの思い
  3.家族・遺族が傷つけられる言葉
 第2章 グリーフケアの理論と現状
  1.いまなぜ遺族のグリーフケアが注目されるのか
  2.グリーフケアとは何か
 第3章 悲嘆にある家族・遺族への対応
  1.家族の不安に答える
  2.死後の患者のケア
  3.子どもをもつ人へのアドバイス
  4.グリーフケアのポイント
  5.悲嘆のアセスメント

第II部 遺族のためのサポートグループ
 第1章 繋がりを回復するグループアプローチ
  1.さまざまなグループアプローチ
  2.グループアプローチの本質
 第2章 遺族を対象としたグループアプローチのレビュー
  1.家族を対象としたグループアプローチ
  2.遺族を対象としたグループアプローチ
 第3章 遺族のためのサポートグループの方法と注意点
  1.対象者
  2.スクリーニング
  3.案内の方法
  4.グループの形態
  5.料金
  6.スタッフ
  7.会場とセッティング
  8.オリエンテーション
  9.スケジュール
  10.プログラムの内容
  11.スタッフのスケジュールの流れ
  12.データ収集
  13.難しい場面におけるファシリテーション
  14.OB会
  15.ファシリテーターの基本姿勢
 第4章 遺族のためのサポートグループを始めたいと思ったとき
  1.場を提供する
  2.看護師がいること
  3.ルールを作る
  4.看護師も泣いていい
  5.ふり返りの時間をもつ
  6.困ったら専門家に相談する
  7.グループの中での大切な姿勢を抑えておく
 第5章 遺族のためのサポートグループの中での語り
  1.サポートグループにおける参加者のさまざまな体験
  2.語ることによる悲嘆からの回復過程
  3.若くして夫を亡くした女性の悲嘆からの回復過程

第III部 看護師自身のためのグリーフケア
 第1章 看護師のグリーフケアが必要なわけ
  1.看護師の悲嘆を扱えない風土
  2.なぜ語ることが重要なのか
  3.患者・家族から注ぎ込まれた感情を包み込む容器になること
  4.感情労働としての看護
  5.死にゆく患者への複雑な感情
  6.自分の感情を認めること:自己一致
  7.支え合うこと
 第2章 看護師の感情が揺さぶられる患者・家族への対応
  1.“死にたい”と言われるとき
  2.自分が入り込んでしまうとき
  3.コミュニケーションが難しい人たちとかかわるとき
  4.看護師が二分されるとき
  5.暴力を振るわれるとき
  6.患者が自殺したとき
 第3章 看護師をサポートする方法
  1.遺族のためのサポートグループ
  2.緩和ケアにかかわる人のためのエンカウンターグループ
  3.事例検討
  4.デスカンファレンス
  5.自己一致の方法
  6.看護師のためのセルフサポート
  7.ナースステーションでの愚痴

あとがき
資料
文献
索引

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