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皮膚血管炎

皮膚血管炎
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筆頭著者 川名 誠司 (他著)

その他の著者等 陳 科榮

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-61010-0

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 360

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-260-01010-8

印刷版発行年月 2013年2月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260610100

書籍・雑誌概要

血管炎は難治性であり発症機序も不明な点が多く、診断・治療には困難を伴う。本書は皮膚血管炎の疾患概念を明示し、病因・病態について最新の知見をもとに解説。各論では一次性血管炎疾患と二次性血管炎疾患、さらに重要な鑑別疾患を詳述し、皮膚血管炎のほぼすべてを網羅。豊富な臨床写真、それに対応する病理組織写真を駆使することで、内科医、皮膚科医、病理医をはじめとした各科の医師にとって理解しやすいビジュアルな1冊。

目次

総論
第1章 血管炎における皮膚血管の解剖図・名称・分布
  1 皮膚血管の解剖図および血液の流れ
  2 血管の種類および構造
  3 皮膚血管の分布および口径
第2章 動静脈鑑別のポイント
  1 真皮小血管における細動脈と細静脈の区別方法
  2 真皮下層から皮下組織における筋性小動静脈の区別方法
第3章 皮膚血管炎の概念,分類および特徴
  1 概念
  2 血管炎の分類
  3 皮膚血管炎の特徴
第4章 血管炎の病因論
  1 皮膚血管炎とは
  2 血管炎の発症機序
第5章 皮膚血管炎へのアプローチ
  1 皮膚血管炎の診断・治療の流れ
  2 血管炎症候をとらえる
  3 問診と身体所見
  4 血管炎のスクリーニング検査
  5 皮膚生検
  6 皮膚血管炎の暫定診断
  7 臓器病変の検索
  8 血管炎の確定診断
  9 治療
第6章 皮膚血管炎の病理診断
  1 皮膚生検のポイント
  2 病理組織診断の基本原則
  3 皮膚小血管(細動脈,細静脈,毛細血管)の血管炎病理診断基準
  4 真皮皮下境界部から皮下組織における動静脈の血管炎病理診断基準
  5 壊死性血管炎の定義
  6 病理診断の落とし穴

各論
第7章 一次性血管炎
  1 皮膚白血球破砕性血管炎
  2 Henoch-Schönlein紫斑
  3 蕁麻疹様血管炎
  4 クリオグロブリン血症性紫斑
  5 顕微鏡的多発血管炎
  6 Churg-Strauss症候群
  7 Wegener肉芽腫症(多発血管炎性肉芽腫症)
  8 結節性多発動脈炎
  9 皮膚型結節性多発動脈炎
  10 巨細胞動脈炎
  11 若年性側頭動脈炎
  12 Behçet病における皮膚血管炎
  13 浅在性血栓性静脈炎
  14 持久性隆起性紅斑
  15 Bazin硬結性紅斑
第8章 二次性血管炎
  1 感染性血管炎
  2 薬剤性血管炎
  3 膠原病に伴う皮膚血管炎
  4 腫瘍随伴性皮膚血管炎
第9章 血管炎類似疾患
 I 出血性血管病変
  1 止血機構の障害
  2 血管壁の破壊,機能低下
 II 閉塞性血管病変
  1 血栓・塞栓形成
  2 血管壁の肥厚

索引