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Cancer Board Square Vol.4 No.3
医学書院
電子版ISSN 2189-6429
電子版発売日 2018年10月29日
ページ数 200
判型 その他
印刷版ISSN 2189-6410
印刷版発行年月 2018年10月
書籍・雑誌概要
OS延長という確かな成果とともに避けられなくなってきた「骨転移」。痛みや骨折など、がん患者の生活と治療継続に大きな影響と及ぼします。ところがその本当の姿は実は明らかになっていないものでもあります。「ひとまず絶対安静にしておけば大丈夫」間違いではありませんが、過剰反応されている。そんな状況もあるのかも?そこで本誌では、運動器のエキスパートである整形外科と骨転移診療の知見を蓄積した腫瘍内科とのコラボレーションによる「骨転移診療 超実践ガイド」を企画しました。予防的介入から骨転移のアセスメント、症状緩和、リハビリ、生活支援に至るまで、読み終えた時には、明日からの骨転移が変わります。さぁ、新しい世界へ!
目次
(ISBN978-4-260-02460-0)
特集 恐れず恐れよ!骨転移診療 超実践ガイド
OS延長という確かな成果とともに避けられなくなってきた「骨転移」。痛みや骨折など、がん患者の生活と治療継続に大きな影響と及ぼします。ところがその本当の姿は実は明らかになっていないものでもあります。「ひとまず絶対安静にしておけば大丈夫」間違いではありませんが、過剰反応されている。そんな状況もあるのかも?そこで本誌では、運動器のエキスパートである整形外科と骨転移診療の知見を蓄積した腫瘍内科とのコラボレーションによる「骨転移診療 超実践ガイド」を企画しました。予防的介入から骨転移のアセスメント、症状緩和、リハビリ、生活支援に至るまで、読み終えた時には、明日からの骨転移が変わります。さぁ、新しい世界へ!
■Part1 骨転移診療の今
ひろがる骨転移診療-いま骨転移診療になにが起こり、これからどうあるべきか
河野 博隆
骨転移診療のロードマップ
大島 和也
■Part2 骨転移は誰が、どう診ればよいのか
骨転移は一人では診られない-骨転移診療に求められる医療のチーム制
天羽 健太郎
各職種の役割と現場を変える積極的なかかわり方
整形外科の立場から
佐藤 雄
腫瘍内科の立場から
扇田 信
原発乳がん担当科の立場から
林 直輝
放射線診断科の立場から
中西 克之
放射線治療科(放射線腫瘍科)の立場から
河守 次郎
緩和ケア科の立場から
松田 洋祐
理学療法士の立場から
荒田 雄人
作業療法士の立場から
谷口 小百合
看護師の立場から
山口 郁美
薬剤師の立場から
濱谷 佳名子
医療ソーシャルワーカーの立場から
池山 晴人
患者・家族の考え
田平 芳子
[座談会]
骨転移と向き合うためのチームビルディングとマネジメント
山田 眞佐美・上野 直人・大島 和也・天羽 健太郎
■Part3 病期からみた骨転移ケアの超実践
もう「痛み待ち」はやめよう!-連絡体制で実現する「先回り」の骨転移診療
天羽 健太郎
骨転移リスクを抱えるのは、どのような患者か-臨床現場から学ぶ特徴と傾向
伊村 慶紀
早期発見・重症化防止のための骨転移診断・治療のエッセンス
中井 隆彰
Phaseからみた骨転移の診断・治療
佐藤 雄
■Part4 がんの進行と地域医療介護・在宅ケア-局所から全身へ
ゴール設定からはじめる!骨転移を伴う進行がんのトータルケア
大島 和也
骨転移を伴う進行がんの身体リハビリテーション
-ロコモティブシンドロームとフレイルのケア
鈴木 昌幸
骨転移を伴う進行がんのメンタルケア-患者・家族の精神状態とその支えとなるケア
藤井 志郎
骨転移を伴う進行がんの意思決定支援-患者・家族が抱える不安への寄り添い
田平 芳子
骨転移を伴う進行がんの口腔ケア-口腔トラブルとオーラルフレイルのケア
石橋 美樹
骨転移を伴う進行がんの栄養サポート-がんに必要な食事と管理
松岡 美緒
骨転移を伴う進行がんの看護ケア-地域社会につなぐために求められる看護
市野 由佳子・岡本 美香
骨転移を伴う進行がんの生活支援と地域へのつなぎ
-生活環境・社会背景に応じた調整と配慮
島崎 寛将
骨転移を伴う進行がんの薬剤管理-必要なケアと在宅での管理
岩西 雄大
骨転移を伴う進行がんの社会支援-社会生活に必要な資源と活用法
岡本 亜樹・池山 晴人
骨転移を伴う進行がんと地域医療介護・在宅ケア
-地域医療の現状と課題、これからのかたち
片岡 桂子
■Part5 今後への期待
骨転移、進行がんの時代を先読みする-先んじて制するには
荒木 信人
Cancer Board Conference
多発するFNH様結節のフォロー中に急激な経過で出現したHCCの1例
第39回 東京腫瘍内科カンファレンス
●患者さんに「寄り添って」話を聴くってどういうこと?[2]
共感するってどういうこと
清水 研・白波瀬 丈一郎
●國頭ゼミの課外授業 わたしたちは、こう考える[3]
燃え尽き症候群
國頭 英夫
●臨床医のためのワンテーマ腫瘍病理[10]
情拳設定
市原 真
●これからの免疫療法の話をしよう[9]
新しいがん種別の治療の可能性
北野 滋久(監修 珠玖 洋)
●Medical Oncology 2.0[5]
がん診療の「最適解」を導く技術 その2
公平 誠
●漢方のすゝめ-支持療法における処方の考え方[5・最終回]
産・官・学で推進する、国民の健康と医療を担う漢方薬研究
上園 保仁
●これからのがんサポート[10・最終回]
がんになっても安心できる社会の構築に向けて
品田 雄市
●フクシマ日記-A diary from Fukushima[10・最終回]
2018年9月某日「未来へ」
佐治 重衡
●人間はいつから病気になったのか-こころとからだの思想史[10・最終回]
痛みと生命
橋本 一径