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雑誌
看護教育 Vol.66 No.5
特集 「測りすぎ」評価からの脱却 看護の魅力に学生が気づける学びをどう支えるか
医学書院
電子版ISSN 1882-1391
電子版発売日 2025年10月20日
ページ数 108
判型 A4変
印刷版ISSN 0047-1895
印刷版発行年月 2025年9月
書籍・雑誌概要
特集 「測りすぎ」評価からの脱却 看護の魅力に学生が気づける学びをどう支えるか 時代と共に変わりゆく医療と社会の構造、そして教育界全体の動きを見据え、今求められている看護教育を皆さんと一緒に考えていきます。ベテラン教員はもちろんのこと、学生の指導に不安を抱えている新人教員の方にも役立つ一冊です。看護基礎教育のトレンドやトピックスを、特集や連載で深掘りしていきます。 (ISSN 0047-1895)
隔月刊(偶数月)、年6冊
目次
特集 「測りすぎ」評価からの脱却──看護の魅力に学生が気づける学びをどう支えるか
今、看護教育のみならず、教育全体における評価は転換点にあります。2025年7月、文部科学省・中央教育審議会(教育課程企画特別部会)では、次期学習指導要領に向けた学習評価の見直しが議論され、「学びに向かう力・人間性等」(主体的に学習に取り組む態度)を各教科の評定には反映させず、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」の観点を中心とする方向性が示されました。
得点中心の「測りすぎ」評価だけでは、複雑化する看護現場で求められる実践力や態度を十分に見取りづらく、状況に応じて知識を統合・適用・転移する力を、パフォーマンス課題や省察を核とする形成的評価によって多面的に捉える設計が求められます。
本特集では、評価を「学習者を選別する装置」から「学習者の学習を育てる仕組み」へと見直していく視座をお届けします。看護と教育の核となるものを問い直し、それを起点として授業・課題・フィードバックを結い直し、教師・学生双方に納得感のある評価を考えていきます。そして、こうした学びのプロセスを通して、学生1人1人が看護の奥深さや魅力に気づき、自らの成長と専門職としての意義を実感できるような評価の在り方を探っていきます。
測りすぎの時代の学習評価論
①評価の意味と構造/②OSCE-Rにみる「学習としての評価」/③重要科目に埋め込まれた評価の提案
松下佳代
初等・中等教育における学習とその評価はどのように変遷しているか
石井英真
看護実践の複雑性と評価の再考
大貫 守
学生の学びと気づきを支援する eポートフォリオによる学習評価の可視化
星野聡孝
看護教育における学習評価を再考する──学習指導要領の流れをふまえて
藤原恭子
看護学生の臨床判断能力育成と評価における非認知能力の位置づけ
佐藤尚治
■巻頭インタビュー
「常時接続社会」で失われた孤独を楽しみ、取り戻すための哲学
谷川嘉浩さん
■焦点
概念に基づくカリキュラムの構想に向けた考察──教育方法学の視点から
大貫 守
AX時代のAIデバイドに挑む看護教育──パラダイムの転換と学びのリビルド
永井 翔
■実践報告
見て聞いて考える訪問看護場面のシミュレーション演習
酒井康江、光安 梢
●実録! 実習で本当にあった看護学生のすべらない話・4
カリスマエステティシャン、誕生!
高橋聖子
●すれ違わないためのパーソナリティ心理学・5
教育者側に求められるソーシャルスキル
稲垣 勉
●偏見・差別を科学する
社会心理学を学びながら医療現場を振り返る・6
自尊心と新人看護師
木村映里