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看護教育 Vol.66 No.1

特集 新カリキュラム3年目、これからの地域・在宅看護論を考える

看護教育 Vol.66 No.1
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医学書院

電子版ISSN 1882-1391

電子版発売日 2025年2月10日

ページ数 112

判型 B5

印刷版ISSN 0047-1895

印刷版発行年月 2025年1月

書籍・雑誌概要

特集 新カリキュラム3年目、これからの地域・在宅看護論を考える 時代と共に変わりゆく医療と社会の構造、そして教育界全体の動きを見据え、今求められている看護教育を皆さんと一緒に考えていきます。ベテラン教員はもちろんのこと、学生の指導に不安を抱えている新人教員の方にも役立つ一冊です。看護基礎教育のトレンドやトピックスを、特集や連載で深掘りしていきます。 (ISSN 0047-1895)

隔月刊(偶数月)、年6冊

目次

特集 新カリキュラム3年目、これからの地域・在宅看護論を考える
指定規則の第5次改正を受け、新カリキュラムが導入されてから早くも3年が経とうとしています。本改正では、地域・在宅看護論の強化が重要な柱として掲げられ、とりわけ地域や在宅における生活支援の視点が重視されました。この流れを受け、全国の看護師養成校では、多様な授業の工夫やカリキュラムの見直しが今も進められています。
ただ、訪問・在宅看護を担う現場からは、「地域・在宅だからと、特別視してほしくない」という声も聞かれます。新たな授業を初年次から実践・展開していく中で直面する課題も多岐にわたります。それゆえ、全看護領域で地域・在宅の看護を考えるという視点は、今まで以上に求められているのかもしれません。
地域や暮らし、生きるとは何か。学生が迫るために、まず教育者自身が在り方を模索し、各領域の特色を地域・在宅に馴染ませていく……本特集が、そうした発見や気づきを得る契機となれば幸いです。


【インタビュー】
看護の基本を科目に背負わせない──全学的に関わる地域・在宅看護論を考える
佐藤直子

「暮らし」を伝える授業で教員に求められる視点
冨安恵子

教員も学生も自身の生活者目線で「家族」を考える──家族看護を難しく考えていませんか?
櫻井大輔

利用者の希望を支えるために地域に働きかける看護師と多職種連携「One Team」
渡邉和子

医療的ケア児への関わり──社会・医療の変化で知っておきたいこと、できること
荒牧順子

地域に広がる精神科訪問看護──現場で気づけた看護の大切なもの
崔 明玉

『地域は教育の宝箱! 地域と学校が共に作る連携教育展開の手引き』制作を通じ抱いた──地域・在宅看護論の今とこれから
恒﨑康子

養成校へのアンケートから── 地域に出て気づいたピットフォールとそれをどう乗り越えたか
(報告)「看護教育」編集室

■巻頭インタビュー
子どもたちが本来持つ驚異的な「学ぶ力」を引き出す関わり
今井むつみさん

■特別記事
性別の枠組みを超えた看護教育の未来──看護学校卒業生の「わたし」の声
永瀬大紀

■実践報告
看護学生に対する異文化看護への導入──異文化背景を持つ人との交流授業からの学び
小田雅恵、西留美子、河野杏奈

●看護教育とお金の未来を考える・1 [新連載]
基礎教育における学費の概況
坪田康佑、高山真由子、ウイリアムソン彰子

●すれ違わないためのパーソナリティ心理学・1 [新連載]
敏感な学生たち──「シャイネス」という観点から
稲垣 勉

●偏見・差別を科学する──社会心理学を学びながら医療現場を振り返る・2
両面価値的ステレオタイプと高齢者
木村映里

●変わる! 変える! 医療安全教育・4
実習で学ぶ医療安全
嶽肩美和子、中村加奈子、甲斐由紀子

●臨床現場で本当に必要な薬のおはなし──教員も学生も知っておきたい「看護薬理」・13
尿路感染症の病態と治療
大井一弥