画像診断 38巻8号 (2018年6月)

特集 頸部・顔面の救急疾患の画像診断

序説 加藤 博基

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側頭骨骨折は高エネルギー外傷に伴って生じるため,外傷の初期評価で側頭骨骨折とそれに伴う2次性変化を拾い上げることが重要である.側頭骨骨折の分類と合併症として確認すべき項目について述べ,非外傷性疾患で救急疾患として遭遇する疾患について,中耳炎,頭蓋底骨髄炎,顔面神経麻痺,上半規管裂隙症候群を取り上げ,解説する.

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眼窩・副鼻腔の外傷性および非外傷性救急疾患の画像診断につき解説する.眼窩では,穿通性外傷,眼球破裂,水晶体脱臼,眼窩内骨膜下血腫,眼窩内蜂窩織炎を,副鼻腔では,急性副鼻腔炎に伴う鼻性眼窩内合併症,浸潤型真菌症について述べる.これらは,緊急のCTが第一選択で,炎症の波及範囲に関してはMRIが施行される.

顔面骨(顔面骨骨折) 浮洲 龍太郎
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上咽頭,中咽頭,口腔の病態では,気道に対する影響から救急の対象となる場合があり,画像診断ではこれらの救急疾患の鑑別,病変の範囲・程度の評価が重要となり,治療計画に影響する.時に理学的所見のみでは診断が困難な症例も存在し,画像診断が重要となる.代表的な外傷性疾患,炎症性疾患などの非外傷性疾患に関して概説する.

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下咽頭や喉頭では腫瘍性病変の頻度が高く,救急疾患に遭遇する頻度は少ないが,外傷や炎症など緊急性の高い疾患が少なからず存在する.また,頭頸部領域における小児の救急疾患は,感染症や先天性疾患を中心として多岐にわたる.特に急性期には気道狭窄や病変部位の評価において,画像診断が重要な役割を果たす.

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唾液腺および甲状腺の救急疾患で,放射線科医が関与するCT検査の主な役割は,病変の広がりや気道への影響の評価である.ただし,各々の疾患のCT所見に精通することは,診断の精度向上や治療方針決定に寄与しうる.加えて血管造影,MRI, 核医学検査の果たす役割や適応について, 当該診療科にアドバイスできる知見をもつことも,放射線科医として重要である.

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頸部血管の外傷性疾患は緊急性の高い病態であり,迅速な診断に画像検査の果たす役割は大きい.診断の中心となるのはCTangiographyであり,その画像所見に関して概説する.また,頸部の非外傷性救急疾患として各種血管炎やリンパ節炎が鑑別となる.臨床症状や検査所見を踏まえ,その画像診断のポイントについて述べる.

すとらびすむす

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60歳台,男性.2か月前から左臀部痛が出現し,近医で投薬を受けていたが改善しないため当院紹介受診となった.初診時,左臀部,左陰嚢の感覚低下を認めた.両下肢筋力は正常で,排尿障害,排便障害は認めず,血液検査所見にも異常はなかった.単純CTで仙骨内の左側部に石灰化を伴う溶骨性腫瘤を認めた(図1;→).MRIのT1強調像で筋肉と比べ低信号(図2-A;→),T2強調像で高信号を呈する 分葉状腫瘤(図2-B;→)で,高b値拡散強調像(図2-C),ADCマップ(図2-D)で不均一な高信号を示した.造影後脂肪抑制T1強調像では不均一な増強効果を認めた(図2-E;→).

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大動脈瘤の壁在血栓がやや高吸収を呈していても,必ずしも切迫破裂を示唆するわけではない場合もしばしば経験しますが,これらを区別するにはどこに着目すればよい でしょうか?

大動脈解離の原因として,病理学的に嚢胞状中膜壊死が挙げられます.通常の大動脈解離と比較した際に,より顕著な嚢胞状中膜壊死を呈するMarfan症候群,血管型Ehlers-Danlos症候群,大動脈二尖弁などの遺伝性疾患における大動脈解離に,特徴的な画像所見はあるのでしょうか?

TAVI術後の評価ポイントについて教えてください.

CASE OF THE MONTH

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50歳台,男性.主訴:呼吸困難感. 現病歴:約2か月半前に仕事の都合で当地に転居.約1か月前より労作時呼吸困難が出現,増強したため,約2週間前に前医を受診.COPDとの診断にて加療されるも,症状は増悪傾向であった.前医を再診したところ,SpO2 90%未満と低酸素血症がみられたため,当院紹介入院となった.

The Key to Case of May 黒岩 大地 , 伊藤 浩
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60歳台,男性.主訴:特になし. 既往歴:尿崩症(数年前より通院加療中). 現病歴:検診で炎症反応高値を指摘された.造影CTで両側水腎症と尿管の肥厚を認め,Gaシンチグラフィで両側大腿骨,脛骨に集積を認めた.精査のため,単純X線撮影(図1),単純MRI(図2),FDGPET(図3),骨シンチグラフィ(図4)が施行された.考えられる疾患は何か?

Picked-up Knowledge from Foreign Journals

血管の画像診断 岡田 宗正
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増大速度の速い径3~5cmの腹部大 動脈瘤における早期動脈相でのCT angiography所見の検討

大動脈瘤ステントグラフト治療後の 腹部大動脈瘤径計測に最適なCT画 像とは?

上行大動脈と肺動脈径との関係:心 血管イベントとの関係

他科のエキスパートにお尋ねします−ここを教えていただけますか?

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神経内科外来の初診患者で,画像 診断はどのような場面で使われる べきでしょうか?

遺伝子検査や特殊抗体検査と,画 像検査の関係について教えてくだ さい.

高齢者で頻繁に認められる大脳白 質病変の程度が比較的強い際は, どのような病態を想定して検査や 臨床を進めているのでしょうか?

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38巻8号 (2018年6月)
電子版ISSN:2432-1281 印刷版ISSN:0285-0524 学研メディカル秀潤社

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