画像診断 36巻9号 (2016年7月)

特集 画像でみかける偶発的所見のマネジメント −あなたならどう書く?−

序説 陣崎 雅弘

脳神経 下垂体腺腫 森 墾
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症例1 70 歳台,女性.3 か月前から自覚的物忘れ症状あり,頭部精査となる.4 年前に原発性肺癌で左肺下葉切除術,および肝内胆管癌で肝左葉切除術の既往がある.

症例2 70 歳台,女性.左頬部悪性リンパ腫の局所評価のために施行した顔面MRI で,下垂体病変を指摘される.

脳神経 Rathke嚢胞 森 墾
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症例1 30 歳台,女性.頭痛,めまいがあり,頭部MRI を施行した.

症例2 9 歳,女児.成長障害があり,成長ホルモン分泌不全も認めるため,下垂体精査となった.

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症例1 40 歳台,男性.脳ドック.無症状.

症例2 20 歳台,男性.1 週間前からの頭痛.明らかな外傷歴なし.

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症例1 70 歳台,女性.もやもや病の経過観察検査.

症例2 60 歳台,女性.めまいの精査.

脳神経 low-grade glioma 増本 智彦
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症例1 40 歳台,女性.脳ドックのMRI で異常を指摘された.

症例2 30 歳台,男性.軽い頭痛でMRI を受けて脳腫瘍が疑われたが,手術を希望せず経過観察されていた.

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症例1 80 歳台,女性.生来健康,1 年前ほど前から意識消失発作が繰り返され,一過性脳虚血発作疑いにて,MRI を施行.

症例2 70 歳台,男性.長谷川式簡易知能評価スケール30点だが,芸能人の名前が思い出せないなどの主訴に基づき,MRI を施行.

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症例1 70 歳台,女性.歩行障害の精査で正常圧水頭症を指摘された.

脳神経 脳動脈瘤 藤原 広和
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症例1 50 歳台,男性.心房細動に対するスクリーニング目的で頭部MRI,MRA が施行された.

症例2 70 歳台,男性.他院の脳ドックで動脈瘤が指摘された.

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症例1 5 歳,男児| 発熱と咽頭痛を主訴に来院し,扁桃周囲膿瘍の検索目的で頸部造影CT を施行したところ,頸部リンパ節腫大を認めた.

症例2 10 歳,女児| 発熱と頭痛を主訴に来院し,不明熱の熱源検索目的で頸部単純MRI を施行したところ,頸部リンパ節腫大を認めた.

頸部 甲状腺腫瘤 齋藤 尚子
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症例1 60 歳台,男性.腎癌術前の局所精査と遠隔転移検索のCT で甲状腺腫瘤がみつかった.

症例2 50 歳台,男性.直腸癌術前精査のPET-CT で甲状腺に異常集積が指摘された.

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症例1 50 歳台,女性.人間ドックの低線量CT検診で小結節が認められ,精査CT で,均一なすりガラス影を含む小結節(pure ground-glass nodule;pure GGN)がみつかった.

症例2 50 歳台,男性.人間ドックの低線量CT検診で小結節が認められ,精査CT で,軟部組織吸収値を含むすりガラス影(part solid GGN)がみつかった.

胸部 充実性小結節 負門 克典
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症例1 60 歳台,男性.小型肺癌.

症例2 40 歳台,男性.結節状無気肺.肺癌CT 検診.

胸部 軽度の間質性陰影 岩澤 多恵
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症例1 50 歳台,女性.検診異常で来院.外科的肺生検でUIP パターンを指摘される.

症例2 60 歳台,男性.肺癌の背景肺の網状影(病理でAEF と診断された).喫煙歴あり.右下葉の扁平上皮癌で右下葉切除施行.

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症例1 40 歳台,男性.正常例 非喫煙者.

症例2 70 歳台,男性.喘息発作.皮膚科入院中に咳嗽増悪したためCT を施行.

症例3 50 歳台,男性.慢性閉塞性肺疾患で経過観察中.

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症例1 60 歳台,男性.咳嗽,発熱.

症例2 70 歳台,男性.胸痛,血痰.

症例3 80 歳台,男性.咳嗽.

症例4 60 歳台,女性.検診で発見された.

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症例1 50 歳台,男性.健康診断の胸部単純X 線写真で異常を指摘された.

症例2 60 歳台,男性.健康診断の胸部単純X 線写真で異常を指摘された.

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症例1 70 歳台,男性.C 型肝硬変.肝細胞癌の検索目的で定期的に造影CT,造影MRI にてフォローされている.

症例2 70 歳台,男性.膵癌(多発肝転移あり)に対して化学療法中.

症例3 70 歳台,男性.検診の腹部超音波検査で肝内腫瘤を指摘された.

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症例1 60 歳台,女性.骨髄異形成症候群に対して長期輸血歴あり.発熱の精査目的でCT を施行.血清フェリチンは6040ng/ml と異常高値.

症例2 80 歳台,男性.前立腺癌のステージング目的でCT を施行.アミオダロン内服歴あり.肝機能障害なし.

症例3 40 歳台,男性.20 年前に他院でWilson 病と診断された.背部痛の精査目的でCT を施行.肝機能障害なし.

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症例1 40 歳台,女性.IgA 腎症にて経過観察中,スクリーニング超音波検査で胆嚢ポリープを指摘された.

症例2 70 歳台,男性.下腹部痛にて施行された超音波検査にて胆嚢ポリープを指摘された.

症例3 70 歳台,男性.高血圧,糖尿病にて経過観察中,スクリーニング超音波検査で胆嚢ポリープを指摘された.

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症例1 60 歳台,女性.脂質異常症にて経過観察中,膵に嚢胞性病変を指摘された.

症例2 60 歳台,女性.健診にて膵に嚢胞性病変を指摘された.

症例3 60 歳台,女性.健診で膵嚢胞性病変を指摘され経過観察中であった.

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症例1 60 歳台,男性.S 状結腸癌の術前検査で膵石灰化を指摘された.アルコール多飲歴あり.

症例2 60 歳台,男性.腎癌術前のスクリーニングにて膵石灰化を指摘された.

症例3 70 歳台,男性.直腸早期癌の術前精査にて膵石灰化を指摘された.日本酒3 合/ 日.便秘と下痢を繰り返している.

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症例1 40 歳台,女性.他疾患のスクリーニングで偶発的に脾腫瘤を指摘された.

症例2 60 歳台,女性.卵巣癌の術後経過観察で脾腫瘤を指摘された.

症例3 50 歳台,男性.腹痛でCTが施行された.

症例4 60 歳台,女性.健診で脾腫瘤を指摘された.

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症例1 40 歳台,男性.健診のCT で副腎腫瘤がみつかり,CT値が低値であること,MRI にて脂肪含有が示唆されたことより,副腎腺腫と診断された.ホルモン産生の評価の結果,非機能性腺腫疑いとして1 年ごとに単純CTで経過観察され,5年間大きさに変化がないことが確認された.

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症例1 40 歳台,男性.健康診断の超音波検査で右腎に嚢胞性腫瘤を指摘された.

症例2 70 歳台,男性.膵嚢胞性腫瘍の精査のMRI で右腎に嚢胞性腫瘤を指摘された.

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症例1 30 歳台,女性.健康診断の超音波検査で左腎に腫瘤を指摘された.

症例2 70 歳台,男性.人間ドックのMRI で左腎に腫瘤を指摘された.

泌尿器 腎動脈狭窄 田中 良一
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症例1 70 歳台,男性.腹部大動脈瘤の術前検査でCT が施行された.

症例2 20 歳台,女性.治療抵抗性高血圧で,2次性高血圧の精査のためCT が施行された.

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症例1 40 歳台,女性.左下肢筋力低下の精査の結果,悪性リンパ腫の除外が必要で撮影したFDGPET-CT で偶発的に最大径45mm の左付属器嚢胞がみつかった.

症例2 40 歳台,女性.子宮体癌1A 期で子宮全摘術後の経過観察のCT で左付属器嚢胞がみつかった.

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症例1 60 歳台,女性.血便精査のCT で子宮内膜肥厚が認められた.

症例2 70 歳台,女性.深部静脈血栓精査のCT で子宮内膜肥厚が認められた.

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症例1 50 歳台,女性.検診経腟超音波検査で子宮筋腫と頸部嚢胞性病変を指摘された.

症例2 30 歳台,女性.水様性帯下にて受診,生検にて腺癌が疑われた.

症例3 50 歳台,女性.検診超音波検査で頸部嚢胞性病変を指摘,細胞診で腺癌を疑われた.

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症例1 20 歳台,女性.他疾患でのCT にて偶然,右卵巣腫瘍を指摘された.

症例2 30 歳台,女性.検診の経腟超音波検査で両側卵巣腫瘍を指摘された.30 歳台,女性.検診の経腟超音波検査で両側卵巣腫瘍を指摘された.

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症例1 70 歳台,女性.腹部単純X 線検査で石灰化腫瘤がみつかった.

症例2 60 歳台,女性.腹部単純CT で脂肪を伴う腫瘤がみつかった.

症例3 40 歳台,女性.巨大子宮筋腫の精査目的でMRI が施行された.

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症例1 40 歳台,女性.子宮頸癌(上皮内癌)の精査で骨盤静脈叢の拡張がみつかった.特に症状はない.

症例2 50 歳台,女性.肝機能障害に対する精査目的の腹部造影CT で,左卵巣静脈および骨盤静脈叢の拡張を認めた.

症例3 40 歳台,女性.下腹部痛の精査目的の腹部造影CT で子宮周囲の血管拡張がみつかった.

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症例1 70 歳台,女性.乳癌の胸部CT でT7 胸椎に溶骨性病変がみつかった.

症例2 40 歳台,女性.早期胃癌のため,転移検索目的のCT でT11 胸椎右椎弓根部に造骨性病変がみつかった.

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症例1 50 歳台,女性.乳癌の既往があり,FDG-PET 検査で腰椎に異常集積を指摘され,MRI を施行した.

症例2 70 歳台,男性.前立腺癌の既往がある.腰痛精査目的でMRI を施行した.

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症例1 70 歳台,男性.検診の単純X 線写真で肺病変を指摘された.

症例2 60 歳台,女性.左乳癌に対し,化学療法中に出現した硬化像.

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症例1 40 歳台,男性.左大腿腫脹.

症例2 50 歳台,女性.左背部腫瘤.

症例3 60 歳台,男性.増大傾向の後頸部腫瘤.

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症例1 8 歳,男児| 左膝疼痛出現.

症例2 10 歳台,男性.3 年間野球をしている.最近,左膝内側部疼痛出現.

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症例1 10 歳台,男性.左上肢のしびれ,易転倒性の精査にて頸椎単純X 線写真およびMRI で,頸椎の癒合椎を指摘される.

症例2 40 歳台,女性.頸椎および両肩の運動障害あり.単純X 線写真で頸椎に癒合椎を指摘される.

症例3 60 歳台,男性.化膿性脊椎炎の既往あり.副腎腫瘍術後の経過観察CTにて癒合椎を指摘される.

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症例1 10 歳台,男児|二分膝蓋骨.

症例2 20 歳台,男性.右膝水腫精査のMRI で偶発的に二分膝蓋骨がみつかった.

症例3 20 歳台,女性.長距離走の選手.膝関節痛精査のMRI で膝蓋骨疲労骨折がみつかった.

参考症例 30 歳台,男性.右母趾MTP 関節痛精査のMRI で,やや時間の経過した種子骨骨折を指摘された.

参考症例 20 歳台,女性.右Freiberg病精査MRIで偶発的に二分種子骨がみつかった.

血管 大動脈拡張 大田 英揮
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症例1 70 歳台,女性.近医で施行された胸部単純X 線検査で,胸部大動脈瘤が疑われたため,精査目的に造影CT が施行された.

症例2 60 歳台,女性.息切れの精査目的に単純CT が施行され,後日,術前精査として心電図同期造影CT が施行された.

血管 内臓動脈瘤 大田 英揮
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症例1 60 歳台,男性.腹部不快感の精査目的に造影CTが施行された.

症例2 50 歳台,男性.人間ドックの腹部超音波検査で膵近傍の腫瘤が指摘され,造影CTが施行された.その後,動脈瘤に対するコイル塞栓術および術後のフォローアップ造影CTが施行された.

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症例1 70 歳台,男性.健康診断で瘤化を伴う限局性大動脈解離を指摘された.

症例2 60 歳台,男性.背部痛精査CT で,腹部大動脈から両側総腸骨動脈へ及ぶ限局性大動脈解離が指摘された.

全身 神経鞘腫 小山 貴
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症例1 60 歳台,男性.7 年前に偶発的に骨盤内腫瘤を指摘されたが手術に同意されず,症状がなかったために病変を放置.その後,便秘と排尿困難が出現し再び来院.

症例2 60 歳台,男性.肺癌の術前精査目的で撮影されたCT にて,仙骨に境界明瞭な溶骨性病変を指摘される.

症例3 40 歳台,男性.検診の超音波検査で大動脈分岐部直下に腫瘤が指摘された.

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症例1 20 歳台,男性.発熱精査時のCT で偶然指摘された.

すとらびすむす

見逃し症例から学ぶ 園村 哲郎

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70歳台,女性.体重減少および発熱の精査目的に近医受診.腹部エコー(非提示)にて胆嚢腫瘤が疑われ,精査加療目的で当院紹介受診となった.CTでは,胆嚢内に多数の結石を認め,胆嚢の腫大を認めた.

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基本情報

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画像診断
36巻9号 (2016年7月)
電子版ISSN:2432-1281 印刷版ISSN:0285-0524 学研メディカル秀潤社

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