Clinical Engineering 30巻12号 (2019年11月)

特集 今求められている病院内の電波管理─総務省が進める電波管理の具体策とグッドプラクティス─

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病院内では多くの電波利用機器が使用されているが,その電波管理は必ずしも十分に行われているとはいえない.そこで,総務省の意向を受けた電波環境協議会から「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」が発行されたが,今,各医療機関では電波の一元管理を行うための委員会を設置し,この問題に積極的に取り組むことが望まれている.

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ここ数年,医療機関における安心・安全な電波環境の構築に向けた総務省の積極的な取り組みによって,医用テレメータの安全管理体制が注目されつつある.そのようななか,当院関連施設において医用テレメータに関連する死亡事例が発生した.本事例を通して,安全な医用テレメータの管理とは何か,改めて検討する.

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医用テレメータは現在多くの施設で使用されているが,運用および管理を適切に行わなければ混信や受信不良を生じるおそれがある.本稿では,医用テレメータの製造販売メーカとして,適切に医用テレメータを運用および管理するための取り組みや方法について紹介する.

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医療分野では医療機器も含めICTの利用が急速に進み,「いつでも・どこでも」利用できる環境が求められている.無線LANはその実現のための重要なインフラの1つとなっており,本稿では,病院におけるその運用と対策について述べる.

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医療分野でもICT化が定着し,そのうえで,「いつでも・どこでも」ネットワークに接続できることが求められており,ネットワークの無線化は避けて通ることができない.その実現のためには組織としての電波管理が必要であり,取り組みも進んでいるが,チャンネル割り当てにおける限界や,担当者の技術や経験に依存するという問題点もある.本稿では,医療品質の向上に役立つ,機械的にネットワークを安定運用する方法について提案する.

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東京慈恵会医科大学では,ICT化の1つとしてスマートフォンを導入した.本稿では,その経緯と臨床工学部のかかわり,およびアプリの活用内容について報告する.アプリを活用することにより,臨床工学技士の働き方の未来がみえてきた.

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第3,第4世代の携帯電話が普及し,新たな指針や手引きが公表され,病院で携帯電話を活用するための環境が整ってきた.遮蔽対策により電波環境を良好に維持すれば,携帯電話は,病院における日常診療や教育,そして災害時のインフラとして大いに期待できる.

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2016年4月に,電波環境協議会より「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」1)が公表され,医療機関において徐々に電波環境への取り組みが開始されたことに伴い,当院では,臨床工学技士が率先して取り組みを行っている.本稿では,当院の電波管理体制の構築に向けた取り組みを紹介する.

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医療機関において医用テレメータなどの医療機器のみならず,電子カルテや携帯電話などの情報通信機器も併せた電波活用が高まるとともに,電波利用機器によるトラブル事例から安全管理の機運も高まっている.当施設では電波安全管理委員会の運用を開始しており,本稿ではこれまでの取り組みについて紹介する.

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院内での医用テレメータの運用・管理は,(一社)電子情報技術産業協会(JEITA)〔旧・日本電子機械工業会(EIAJ)〕が作成した「AE-5201A 小電力医用テレメータの運用規定」(図1)1)(以下,AE-5201A)に基づいて適切に行われている.しかしながら,同規定は長年見直しが行われておらず,「基本的な記載内容の再考および新しい情報の記載が必要」との意見が出されたことに基づき,このたび改正することになった.本稿では,AE-5201Aの改正について述べる.

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現在,電波の利用は生活のすみずみまで行きわたり,日常生活を送るうえで不可欠なものになりつつある.特に,広いカバーエリアを有する携帯電話は,災害時や非常時における通信手段としても,重要な役割を果たす.

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2020年7月に公衆音声サービスが終了することが発表され,PHSを院内のコミュニケーションツールとして使用している病院では,代替システムの検討が急務となっている.また,近年,スマートフォン(以下,スマホ)を院内通信ツールとして活用した取り組みがみられるようになってきたが,Wi-Fiなどの通信方式では電波干渉やセキュリティの課題が指摘されており,これらの課題解決策として,次世代PHS通信方式である「sXGP(shared eXtended Global Platform)」がある.

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Clinical Engineering
30巻12号 (2019年11月)
電子版ISSN:2432-1265 印刷版ISSN:0916-460X 学研メディカル秀潤社

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