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特集 皮膚科領域の疾患モデル動物
その他
1)褥瘡の疾患モデル動物
内山 明彦
1
1群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学
キーワード:
ischemia reperfusion injury
,
vasculopathy
,
oxidative stress
Keyword:
ischemia reperfusion injury
,
vasculopathy
,
oxidative stress
pp.450-456
発行日 2026年5月28日
Published Date 2026/5/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202605-095-15
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褥瘡は,高齢者や長期臥床を余儀なくされる患者に好発する皮膚障害であり,あらゆる医療現場で遭遇する疾患である.褥瘡の発症には持続的な圧迫やずれ,摩擦などの外力が深く関与しており,その予防として除圧や体位変換,皮膚環境の調整などが基本的対応として推奨されている1)2). 褥瘡は潰瘍形成を伴わない発症初期の段階と,潰瘍形成後の慢性期に大別される.慢性期褥瘡に対しては,創部の状態に応じた外用療法やデブリードマン,さらには陰圧閉鎖療法(NPWT)など,多くの治療選択肢が確立されつつある.一方で,発症早期に相当する急性期褥瘡(紅斑・紫斑期)においては,皮膚に明らかな潰瘍を認めないにもかかわらず,その後の経過で潰瘍へと進展する症例も少なくない.この段階における病態理解は十分とはいえず,急性期褥瘡の期間において介入することで潰瘍形成を防ぐための治療戦略は,いまだ確立されていないのが現状である.

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