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特集 精神分析はたのしい――人文知との邂逅・民主化の未来
終わりのない精神分析
田中 克昌
1
1西宮北口精神分析オフィス
pp.117-124
発行日 2026年8月20日
Published Date 2026/8/20
DOI https://doi.org/10.69291/cp26070117
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1 はじめに
「精神分析は今」という時間軸を含んだ特集コンセプトからは,「終わりのある分析と終わりのない分析」(1937/2011)というFreudによる晩年の論文のタイトルが想起された。同論文では週に4回以上の頻度で実践されている精神分析という営みについて,終わりのない分析という意味合いに強調点が置かれている。精神分析セッションは特殊なものというよりも日常的な話題から始まることが多いのだが,本稿では展開する語りに内包されている深層心理に焦点化した世界を描写するように努めたい。

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