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特集 アレルギー疾患
セミナー アレルギー疾患への具体的アプローチ
アトピー性皮膚炎診療ガイドラインと分子標的治療戦略─実地診療で押さえるべきポイントと新薬の適正な使い分け─
石氏 陽三
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座
キーワード:
▶ADは,免疫異常,皮膚バリア機能障害と痒みの3徴を特徴とし,増悪と寛解を繰り返す慢性炎症性皮膚疾患である.
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▶ADは,皮膚バリア機能障害,Th2をはじめとしたTh22・Th17・Th1などの免疫異常と神経などによる相互作用,皮膚マイクロバイオーム異常が複雑に相互作用して病態を形成している.
,
▶ADの病態には皮膚バリア機能障害と2型炎症が深く関与している.
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▶特にIL-4,IL-13,IL-31などのサイトカインは,炎症反応,バリア機能低下および瘙痒の増悪に重要である.
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▶AD治療の基本は,「スキンケア」「悪化因子対策」「抗炎症外用療法」の三本柱である.
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▶従来の外用治療はステロイド外用薬が中心であったが,現在では,カルシニューリン阻害薬であるタクロリムス,JAK阻害薬であるデルゴシチニブ,PDE4阻害薬であるジファミラスト,AhR調節薬であるタピナロフが使用可能となり,患者背景や病変部位に応じた治療選択が可能となった.
,
▶ガイドライン2024では,外用療法およびスキンケアを適切に行っても十分な改善が得られない中等症以上の難治性ADに対し,抗体製剤またはJAK阻害薬を考慮するとされている.
,
▶各抗体製剤やJAK阻害薬は,いずれも高い有効性と良好な安全性を有し,従来治療では十分な改善が得られなかった患者の予後を大きく改善している.
Keyword:
▶ADは,免疫異常,皮膚バリア機能障害と痒みの3徴を特徴とし,増悪と寛解を繰り返す慢性炎症性皮膚疾患である.
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▶ADは,皮膚バリア機能障害,Th2をはじめとしたTh22・Th17・Th1などの免疫異常と神経などによる相互作用,皮膚マイクロバイオーム異常が複雑に相互作用して病態を形成している.
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▶ADの病態には皮膚バリア機能障害と2型炎症が深く関与している.
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▶特にIL-4,IL-13,IL-31などのサイトカインは,炎症反応,バリア機能低下および瘙痒の増悪に重要である.
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▶AD治療の基本は,「スキンケア」「悪化因子対策」「抗炎症外用療法」の三本柱である.
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▶従来の外用治療はステロイド外用薬が中心であったが,現在では,カルシニューリン阻害薬であるタクロリムス,JAK阻害薬であるデルゴシチニブ,PDE4阻害薬であるジファミラスト,AhR調節薬であるタピナロフが使用可能となり,患者背景や病変部位に応じた治療選択が可能となった.
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▶ガイドライン2024では,外用療法およびスキンケアを適切に行っても十分な改善が得られない中等症以上の難治性ADに対し,抗体製剤またはJAK阻害薬を考慮するとされている.
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▶各抗体製剤やJAK阻害薬は,いずれも高い有効性と良好な安全性を有し,従来治療では十分な改善が得られなかった患者の予後を大きく改善している.
pp.1460-1465
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.10_014
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はじめに
アトピー性皮膚炎(AD)は,増悪と寛解を繰り返す慢性炎症性皮膚疾患であり,強い痒みや生活の質(QOL)低下を引き起こす代表的なアレルギー性疾患である.近年,病態に基づく革新的な分子標的治療が次々に実臨床に導入され,従来の外用療法や免疫抑制薬に加えて,効果的かつ安全性に配慮した全身治療の選択肢が飛躍的に増加している1).

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