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特集 てんかん 診断・治療・ケアのアップデート
第Ⅱ章 てんかんの診断と治療
小児てんかん領域におけるニューロモデュレーション
藤本 礼尚
1,2
,
今高 城治
2
,
星山 栄成
2
1獨協医科大学病院脳神経外科
2獨協医科大学病院てんかんセンター
pp.108-113
発行日 2026年9月24日
Published Date 2026/9/24
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002534
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- 参考文献 Reference
Summary
■小児薬剤抵抗性てんかんに対するニューロモデュレーションは,切除術や離断術の適応が限られる症例,または術後にも発作が残存する症例に対する重要な補助治療である.
■わが国では迷走神経刺激療法(VNS)が2010年に導入され,2023年には視床前核脳深部刺激療法(ANT-DBS)が承認された1,2).一方,中心正中核脳深部刺激療法(CM-DBS)および応答性神経刺激療法(RNS)は今後の導入と検証が期待される3,4).
■VNSは全般てんかん,焦点てんかん,多焦点てんかんを含めて適応範囲が広く,長期的には約半数の症例で50%以上の発作減少が期待される3,4).
■ANT-DBSは辺縁系ネットワーク優位の焦点てんかん,CM-DBSは全般発作やてんかん性脳症に対して理論的適合性が高く,小児では発作ネットワークに応じた選択が重要である.
■RNSはclosed-loop stimulationにより発作焦点を個別に制御しうる点で将来の個別化治療の中核となりうるが,小児では適応年齢,頭蓋成長,長期安全性,認知発達への影響を慎重に検討する必要がある.

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