Japanese
English
特集 最新の肺高血圧症診療にキャッチアップする
Group 2 PHの肺血管機能障害におけるエネルギー代謝異常
Metabolic dysregulation in pulmonary vascular dysfunction associated with group 2 pulmonary hypertension
佐藤 大樹
1,3
,
山田 祐資
1
,
杉村 宏一郎
2
Taijyu SATOH
1,3
,
Yusuke YAMADA
1
,
Koichiro SUGIMURA
2
1東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野
2同臨床生理検査学分野
3医学イノベーション研究所SiRIUS
キーワード:
左心不全
,
肺動脈機能
,
エネルギー代謝
,
SGLT2阻害薬
Keyword:
左心不全
,
肺動脈機能
,
エネルギー代謝
,
SGLT2阻害薬
pp.125-128
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.32118/ayu299020125
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
左心疾患に伴う肺高血圧症(Group 2 PH)は肺高血圧症(PH)のなかで最も頻度が高いが,その病態は不均一であり,肺血管抵抗(PVR)上昇を伴うCpcPHは予後不良である.近年,一酸化窒素(NO)吸入負荷試験やレジストリー研究により,肺血管機能障害が単なる左房圧上昇の結果ではなく,病態形成や予後に深く関与することが明らかとなった.さらに,代謝症候群や心不全に伴うミトコンドリア機能障害,活性酸素種(ROS)増加,乳酸蓄積などのエネルギー代謝異常が肺血管機能障害を惹起し,INHBA/activin/TGF-β経路を介して肺血管リモデリングへ進展することが報告されている.近年,activinシグナルを標的としたソタテルセプトが肺動脈性肺高血圧症(PAH)のみならずCpcPHを対象としたCADENCE試験でも有効性を示し,肺血管病変を標的とする新たな治療戦略として注目されている.本稿では,Group 2 PHにおける肺血管機能障害とエネルギー代謝異常の関連について,最新の基礎・臨床研究の知見を交えて概説する.

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