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第1土曜特集 日本における臓器移植の「青写真」――脳死ドナー300件時代に向けて
ドナー300件時代を迎える移植実施施設の課題
麻酔科への負担と解決の道筋
The burden on the department of anesthesiology and a path to resolution
河村 岳
1
Gaku KAWAMURA
1
1東京大学大学院医学系研究科外科学専攻生体管理医学講座麻酔科学
キーワード:
麻酔科
,
働き方改革
,
チーム制
,
肺移植
Keyword:
麻酔科
,
働き方改革
,
チーム制
,
肺移植
pp.43-48
発行日 2026年7月4日
Published Date 2026/7/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298010043
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- 参考文献 Reference
麻酔科医にとって,移植手術麻酔管理に従事することは医学的・技術的な挑戦であり,かつ充実感を伴うものである.一方で,予期せぬタイミングで発生する脳死下移植は超重症患者に対する長時間の緊急手術となり,明らかに麻酔科医にとって負担が大きい.他の臨床業務を行いながら,増加し続ける移植手術に対応することは,医療安全を担保するための認知的・身体的余力の欠如を惹起する.現状の移植医療の質を維持するなら,行政を含めた構造改革により移植医療について集約化を推進し,移植診療に従事する医師をさらに多く確保し,労務環境を改善することが早急に必要である.そして,未来にわたって人材の持続的確保のためには,高度で専門性の高い業務に対して職責に応じた正当な評価とインセンティブが今後必要となると考える.現行制度下で移植医療を延命するために各施設においてさまざまな取り組みが行われていると思われるが,筆者の意見と当院での経験を交えて概説する.

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