Japanese
English
- 有料閲覧
PPV購入案内
2,750円 (2,500円+税10%) こちらは、285ページから287ページの文献です。購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
正期産における骨盤位の割合は約3~4%といわれている。日本における単胎骨盤位の分娩様式は,1960年代は経腟分娩が主流であった。しかし,2000年にHannahらが発表した骨盤位分娩の多施設共同研究により,正期産単胎骨盤位の分娩様式において経腟分娩は帝王切開分娩より児の予後が悪いと報告された1)。それをもとに米国産科婦人科学会(American College of Obstetricians and Gynecologists:ACOG)は,2001年に正期産単胎骨盤位の分娩において選択的帝王切開術をすべきであると発表した2)。その後,骨盤位経腟分娩の安全性を主張する報告が続き3,4),2006年にACOGは,経腟分娩の適応と管理に関するガイドラインを整備している施設において経腟分娩を選択することは理に適っていると勧告した5)。現在,日本の「産婦人科診療ガイドライン―産科編2023」では,骨盤位経腟分娩は表1に示す条件をすべて満たしたうえで選択すべきであるとしている6)。なかでも,骨盤位娩出術に習熟した産婦人科医師の常駐,および緊急帝王切開術に迅速に切り替える体制を整備した施設であることが必須である。しかし,そのような施設は減少しており,現在では骨盤位の分娩では選択的帝王切開術がほとんどを占めている。そのため,我々産婦人科医師が骨盤位経腟分娩を習得する機会も減少しているのが現状である。当センターでも2006年以降は単胎骨盤位経腟分娩が激減し,現在は単胎骨盤位のほぼ100%が選択的帝王切開術となっている。実際に当センターで骨盤位経腟分娩を行うのは,双胎経腟分娩における後続児の娩出がほとんどであるが,稀に単胎骨盤位で分娩が急速に進行し,来院時に経腟分娩が不可避と判断する場合が含まれる。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

