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特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(9)分娩時〔産科合併症〕
61.肩甲難産への対応を忘れるな
田丸 俊輔
1
Shunsuke Tamaru
1
1埼玉医科大学病院産科・婦人科
キーワード:
肩甲難産
,
McRoberts体位
,
恥骨結合上縁部圧迫
,
会陰切開
Keyword:
肩甲難産
,
McRoberts体位
,
恥骨結合上縁部圧迫
,
会陰切開
pp.206-208
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002876
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はじめに
肩甲難産とは,児頭娩出後に前在肩甲が恥骨結合にひっかかり,肩甲の娩出が困難となり児が娩出されない状態のことであり,児を娩出させるために何らかの補助的な手段を必要とする場合を含めたものである1)。発生頻度は,全分娩の0.2~3.0%程度とされているが,報告により発生率は異なる2)。児頭娩出後の肩甲娩出困難のため児の状態は急速に悪化し,児の娩出に時間を要すれば重度の新生児仮死や死亡につながる可能性がある。また,不適切な娩出手技は新生児外傷の誘因ともなるため,分娩に携わる者すべてが適切な対応について熟知しておく必要がある。

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