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特集 クロスアップデート2026:相互理解のために知っておきたい最新知識
産科から新生児科へ
超早産児帝王切開時の注意点
村越 毅
1
MURAKOSHI Takeshi
1
1聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター
pp.381-386
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002656
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超早産児分娩の問題点
超早産児や胎児発育不全(fetal growth restriction:FGR)で,小さな胎児(特に超低出生体重児)を娩出する際には児がきわめて未熟であるため,分娩方法(帝王切開および経腟分娩)に関わらず愛護的にストレスがかからないような分娩が望まれる。産道や術者の手などによる圧迫ストレスで,児は容易に低酸素・酸血症や循環不全に陥りやすい。超早産児に急速遂娩が必要な場合は鉗子・吸引分娩よりも帝王切開が選択されることが多いが,経腟分娩でも低侵襲でスムーズに分娩が終了することもあれば,帝王切開を選択しても娩出に難渋し高侵襲となることもある。そのため,28週未満の超早産児では帝王切開分娩が必ずしも児の予後改善に寄与しないとされている1)。しかし,児に低侵襲な娩出法を行うことで神経学的後遺症を最小限にすることは可能であり,超低出生体重児に対する帝王切開においては,そのための特別な技術および配慮が必要である。

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