Japanese
English
特集 難聴の疑問に答える
【難聴の外科的治療と新規治療の可能性】
人工内耳手術の現状と今後は?
寺岡 正人
1
Masato Teraoka
1
1愛媛大学医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
キーワード:
人工内耳
,
低侵襲手術
,
適応拡大
Keyword:
人工内耳
,
低侵襲手術
,
適応拡大
pp.1188-1190
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002333
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- 参考文献 Reference
はじめに
人工内耳は,高度〜重度感音難聴に対し,蝸牛内電極により聴神経を直接電気刺激することで聴覚を再獲得する治療であり,現代医学における最も成功した人工臓器の一つとされる。補聴器で十分な語音聴取が得られない症例に対し,言語理解,社会参加,QOL改善に大きく寄与している。多チャンネル化および信号処理技術の進歩により,静寂下における語音聴取能は大きく改善し,多くの症例で日常会話の理解が可能となっている1,2)。一方で,騒音下での語音聴取や音楽知覚などには依然として課題が残されている。本稿では,人工内耳の現状と今後の展望について概説する。

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