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特集 難聴の疑問に答える
【難聴疾患とその治療】
慢性中耳炎と真珠腫性中耳炎の違いは? それぞれの治療法は?
森田 由香
1
Yuka Morita
1
1富山大学耳鼻咽喉科頭頸部外科
キーワード:
鼓室形成術
,
混合性難聴
,
耳漏
Keyword:
鼓室形成術
,
混合性難聴
,
耳漏
pp.1080-1082
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002304
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はじめに
慢性中耳炎は「中耳腔や乳突蜂巣の慢性炎症が3カ月以上持続する状態」と定義されるが,中耳慢性炎症性疾患の病態は多彩であり,同一症例に複数の病態が混在することや,時間経過とともに病態が変化することも少なくない。日本耳科学会では,中耳の慢性炎症を背景とする疾患群を慢性炎症性中耳疾患として整理している1)。この中には,狭義の慢性中耳炎,真珠腫性中耳炎,癒着性中耳炎,鼓室硬化症などが含まれる。本稿では,狭義の慢性中耳炎と真珠腫性中耳炎の違いについて,病態および治療の観点から概説する。さらに,慢性中耳炎との鑑別が困難である二次性真珠腫についても概説する。

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