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特集 0歳児と耳鼻咽喉科─新生児・乳児への対応─
【総論】耳鼻咽喉科領域における0歳児の病気
喉頭領域
小野 滋
1
Shigeru Ono
1
1京都府立医科大学小児外科
キーワード:
乳児
,
喉頭疾患
,
喘鳴
,
気道管理
Keyword:
乳児
,
喉頭疾患
,
喘鳴
,
気道管理
pp.843-845
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002232
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はじめに
小児の喉頭は成人と比較して高位(C2-3)に位置し,柔軟で,軟口蓋と喉頭蓋が近接していることが特徴である。このため鼻呼吸に優位であり,特に乳児では授乳と呼吸を同時に行うことが可能で,誤嚥防止に寄与している。一方で,口呼吸は苦手であり,鼻閉などにより容易に呼吸障害をきたしうる。また,喉頭内腔は狭小で,特に声門下が最狭部であるため,軽度の浮腫や陰圧でも気道狭窄を生じやすい。したがって乳児の気道は“脆弱な気道”であり,軽微な病態でも急速に呼吸不全へ進展しうる点に留意し,解剖学的特性を踏まえた迅速かつ慎重な対応が重要である。

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