Japanese
English
連載 症例をどうみるか
当院で経験した鼻腔内seromucinous hamartomaの2例
柳 英成
1
,
大野 十央
2
,
朝蔭 孝宏
2
Hidenari Yanagi
1
,
Kazuchika Ono
2
,
Takahiro Asakage
2
1東京科学大学耳鼻咽喉科,
2東京科学大学頭頸部外科
キーワード:
seromucinous hamartoma
,
過誤腫
Keyword:
seromucinous hamartoma
,
過誤腫
pp.947-951
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001723
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はじめに
過誤腫とは特定の細胞が臓器内で過剰に増殖した状態であり,好発部位は肺,消化管,乳房,脳であるが,鼻・副鼻腔での発生は稀である。鼻・副鼻腔における過誤腫は上皮性の良性腫瘍としてrespiratory epithelial adenomatoid hamartoma(REAH)とseromucinous hamartoma(SH),骨軟骨の良性腫瘍としてchondromesenchymal hamartoma(CH)に分類される。SHは1974年にBaillieとBatsakisによって初めて報告され1)たが,現在までにわれわれが渉猟した限り20報(56症例)程度が報告されたのみであり,わが国ではわれわれの症例を含めて5例の報告2~4)のみである。

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