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特集 肥満と産婦人科疾患―最新知見と実践アプローチ
Ⅲ.肥満患者への対策
3.肥満妊婦への硬膜外・脊髄くも膜下麻酔
草間 宣好
1
N. Kusama
1
1名古屋市立大学医学部附属西部医療センター麻酔科(准教授)
pp.243-247
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003759
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肥満妊婦では,皮下脂肪により腰椎棘突起や腸骨稜などの体表ランドマークが触知困難となる。このため,従来のランドマーク法による脊髄幹麻酔(脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔・脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔)の穿刺は難渋しやすい。近年,超音波診断装置の導入により,椎間レベルの正確な同定に加え,刺入点・刺入角・刺入深度の事前評価が可能となり,初回成功率の向上や処置時間の短縮に寄与することが示されている。本稿では,肥満妊婦に対する超音波プレスキャン法の標準的手順と臨床的有用性を概説し,安全かつ確実に脊髄幹麻酔を実施するための実践的工夫を提示する。

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