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特集 小児科医が知っておきたい 子どもの耳・鼻・のどの診療Ⅱ
4.繰り返す鼻出血――小児科医が知っておきたいこと
井上 なつき
1
,
吉川 衛
1
1東邦大学医療センター大橋病院耳鼻咽喉科
pp.312-316
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003826
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小児の鼻出血の多くは鼻中隔前方からの出血であり,炎症,鼻いじり,乾燥などが誘因となることが多い.小児特有の原因としては,鼻腔内への異物挿入の可能性も常に念頭におく必要がある.アレルギー性鼻炎や鼻副鼻腔炎のコントロールが不良な場合には,鼻出血を反復することがあり,病態の指標となることもある.治療においては薬物療法に加え,出血時の正しい止血方法について保護者や患児への指導が重要である.一方で,まれではあるが腫瘍性病変や血液凝固異常による鼻出血の可能性も考慮すべきである.原因不明の反復する出血,大量出血,皮下出血や歯肉出血など他部位の出血を伴う場合などは,耳鼻咽喉科への紹介や出血傾向の精査を検討する.

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