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特集 小児科医が知っておきたい 子どもの耳・鼻・のどの診療Ⅱ
2.難聴と神経発達症――3歳児健診における評価の視点
益田 慎
1
1県立広島病院小児感覚器科
pp.302-306
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003824
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乳幼児健診でASDやADHDを疑われた子の中に,少ないが難聴児が紛れていることがある.ASD児やADHD児と難聴児の間に共通する行動上の特性があるためである.
ASD児と難聴児には,やり取りの中で間主観性が成立しづらいという共通点がある.このうち難聴児にジェスチャーやベビーサインなどの視覚的手がかりを交えて話しかけると,即座に模倣してコミュニケーションツールとして活用できるようになる点が,ASDとの鑑別所見として有用である.
難聴児は情報不足に陥るとキョロキョロと落ち着きがなくなる.適切な情報補償で落ち着きを取り戻しやすい点がADHD児と異なる.

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