Japanese
English
特集 整形外科領域における疫学研究の最前線
ROADスタディ
The ROAD study
飯高 世子
1
,
吉村 典子
1
Toshiko IIDAKA
1
1東京大学医学部附属病院22世紀医療センター,ロコモ予防学講座
キーワード:
Epidemiology
,
Cohort
,
Musculoskeletal disease
Keyword:
Epidemiology
,
Cohort
,
Musculoskeletal disease
pp.1017-1023
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003905
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:大規模地域住民コホートであるROADスタディから得られた近年の運動器疫学研究の成果について概説する。ロコモティブシンドロームは高齢者の要介護や死亡リスクと関連し,ロコモ度3は要介護発生および死亡リスクを約3.7倍に上昇させることが示された。また,サルコペニアやフレイルとの密接な関連も示され,早期発見・予防の重要性が示唆された。運動器疾患の予防法を構築する上で,疾病の疫学指標を長期的に把握することが不可欠であり,骨粗鬆症や変形性関節症の10年間における有病率の推移についても報告した。さらに近年,運動器疾患と中枢神経系との関連が注目されており,脳MRI画像を用いた脳容積と脊椎椎体骨折との関連についての報告や,OSTA,FRAX®を用いた簡便な骨粗鬆症スクリーニング法についても報告した。これらの知見は,運動器疾患の早期発見やリスク評価,予防法の構築に寄与し,健康寿命延伸に向けた基盤となることが期待される。

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