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特集 直腸癌局所再発に対する治療戦略と手術
Ⅰ.総論 4)直腸癌局所再発に対する術前化学放射線療法
横山 雄一郎
1
,
石原 聡一郎
1
1東京大学腫瘍外科
キーワード:
直腸癌
,
局所再発
,
術前化学放射線療法
Keyword:
直腸癌
,
局所再発
,
術前化学放射線療法
pp.897-903
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004455
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- 参考文献 Reference
直腸癌術後の局所再発は,直腸間膜全切除(total mesorectal excision;TME)の提唱,術前化学放射線療法(chemoradiotherapy;CRT)の導入,側方郭清の手技の確立などにより劇的に減少した。しかし,いまだ直腸癌術後において,局所再発は主要な再発形式であり,2024年度版大腸癌治療ガイドラインによると,吻合部を含めた直腸癌術後の局所再発率は4.5%と,肺・肝臓に次いで3番目に多い1)。局所再発に対して,根治的な治療はR0切除であることに異論はない。しかし,再手術のため癒着や線維化が強く,また狭い骨盤腔で腫瘍が進展していくため,しばしば骨性骨盤壁の合併切除も必要となり,R0切除は困難を極める。実際,R0切除率も43.0~78.6%と十分とはいえない2)。加えて3年局所再再発率も43~63%と報告されており,原発直腸癌と比較すると著しく高率である2)。以上のことから,局所再発手術において,術前CRTを含めたmultimodality treatmentの有用性が多く報告されているが,いずれも少数例の後方視的な解析であり,いまだエビデンスのある報告はなされていない。

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