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特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
アレルギー性皮膚疾患
アトピー性皮膚炎
小児科医師への質問
川口 明日香
1
,
成田 雅美
2
Asuka KAWAGUCHI
1
,
Masami NARITA
2
1万願寺こどもクリニック
2杏林大学医学部,小児科学教室
pp.659-660
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005794
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
アトピー性皮膚炎は,皮膚バリア障害・免疫異常が基本病態として存在し,そのそれぞれに遺伝素因,環境因子が関与する多因子性疾患である1)。遺伝素因のひとつにフィラグリン遺伝子異常があり,天然保湿因子不足による先天的な皮膚バリアの脆弱性が生じる2)。皮膚バリアを障害する環境因子として,乳幼児期では乾燥,よだれ,汗,摩擦などがあげられ,皮膚炎の成因や悪化因子となりうる。また,皮膚の細菌叢も環境因子であり,皮膚炎発症に先行して皮膚細菌叢の黄色ブドウ球菌が優位となるdysbiosisがおこることも知られている3)。これらのさまざまな因子が相互に関与して免疫異常である2型炎症が惹起される1)。そのため,皮膚炎の治療においてはひとつの因子だけにアプローチするのでは不十分である。皮膚バリア障害に対しては皮膚の洗浄・保湿薬外用,免疫異常に対しては抗炎症外用療法,環境因子については悪化因子の除去というように,多角的にアプローチすることが必要である。
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