Japanese
English
症例と治験
B群溶血性レンサ球菌(GBS)の母子垂直感染による新生児急性化膿性肩関節炎の1例
裴 漢成
1
,
寺澤 貴志
,
小川 崇
,
早川 高志
,
貝沼 慎悟
,
佐多 和仁
1豊川市民病院 整形外科
キーワード:
Streptococcus agalactiae
,
X線診断
,
肩関節
,
化膿
,
関節炎-感染性
,
X線CT
,
連鎖球菌感染症
,
感染症垂直伝播
Keyword:
Arthritis, Infectious
,
Shoulder Joint
,
Radiography
,
Streptococcus agalactiae
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Streptococcal Infections
,
Suppuration
,
Infectious Disease Transmission, Vertical
pp.495-498
発行日 2012年4月19日
Published Date 2012/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2012260604
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
日齢22男児。急に左上肢を動かさなくなり、近医で左肘内障を疑われ整復操作を受けたが改善しなかった。臨床検査所見で白血球数17900/μl、CRP 2.16mg/dlと炎症所見を認め、X線で左肩は亜脱臼位にあり、左上腕骨骨端には不整や骨萎縮、円形の骨透亮像を認め、CTで骨破壊像を示した。化膿性肩関節炎を疑い、肩関節穿刺で少量の膿性成分を採取したため肩関節包切開・洗浄を追加した。入院時よりカルバペネム系抗菌薬の点滴投与を行ったが、切開組織の培養でB群溶血性レンサ球菌(GBS)を検出し、アンピシリンに変更した。感染徴候を示す検査所見は陰性転化し、22日目に点滴投与を中止した。母親の腟スメアの培養では患児と同型のGBSが同定された。退院時に骨透亮像は遺残していたが、その後、感染の再燃はなく、発症後4年のX線像で骨幹端および骨端部の形態に左右差はあるが、上肢長の左右差は0.7cm程度で、左上肢の可動域制限や機能異常も認めていない。

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