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整形トピックス
住民検診におけるサルコペニアと酸化ストレスの関連
関 泰輔
1
1愛知医科大学メディカルセンター整形外科
pp.742-742
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_742
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1.酸化ストレスと疾病
今から約24億年前,大気中の酸素が有意に増加するころ,生物は酸素から効率よくエネルギーを産生して陸上に進出し,現在の人間にまで進化を遂げた.一方で反応性に富む酸素は毒でもあり,それを制御するシステム(抗酸化)が生体には備わっている.酸化ストレスとは,酸化反応(電子の移動反応)を伴って生体に与えられる刺激・シグナルのことであり1),フリーラジカルや活性酸素種(ROS)の生成が要因となる.低レベルの刺激は生体機能の維持に必要であるが,抗酸化力より酸化ストレスが上回るとさまざまな障害が現れるため,酸化ストレスの制御は健康維持に重要である.また酸化ストレスは生活習慣病だけでなく骨や筋にも影響し,骨粗鬆症やサルコペニアなどの運動器疾患とも関連すると考えられている.
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