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今月の症例
挙児希望が曖昧なまま子宮全摘を悩む未婚患者の意思決定支援
舩瀬 満裕佳
1
1淀川キリスト教病院緩和ケアセンター/がん看護専門看護師
pp.441-446
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_441
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はじめに
がん治療によって妊孕性を失うということは,これまで思い描いていた自身のライフプランを見直すこととなり,がん治療を受けたあとの人生にも大きな影響を及ぼし,その意思決定には大きな葛藤が伴うことが推察される.筆者は,緩和ケアチームの看護師として活動し,告知時や治療方針決定時の患者・家族のサポートをする役割を担っている.今回,子宮体がんの再発の衝撃と子宮全摘という子どもを諦めなければならない治療の提案に悩み,混乱するAさんに出会った.Aさんは挙児希望があると話すものの,婚前で海外赴任中のパートナーの意向が不明確なことや,Aさんの挙児希望への思いと実際の行動にギャップがあることから,意思決定支援の方向性に悩むケースであった.混乱した状況のなかでもAさんが納得して意思決定ができることを目標に支援を行ったため,そのかかわりについて報告する.

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