Japanese
English
報告
豚精子の色素還元能力に關する觀察
宮薗 幸男
1
,
關根 隆光
2
,
吉川 春壽
2
1農業技術研究所畜産學部
2東京大學醫學部生化學教室
pp.177-178
発行日 1952年2月15日
Published Date 1952/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905639
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- Abstract 文献概要
牛,羊の精子が酸素の存在しない場合にも葡萄糖,果糖,マンノーゼを加えれば解糖作用によるエネルギーを利用して運動をつづけるが,之等糖のない場合には無酸素條件では運動を持續しない。しかるに酸素の存在下には糖が存在せずとも,内在物質を呼吸によつて酸化しつっ運動を持續し得る(1)。豚の精子においてもわれわれは同樣の事實をみとめたが,豚精液は糖(果糖)の濃度が稀薄なる故か,そのままでも無酸素條件にすると運動を停止する(2)。糖を之に添加すれば運動を開始するが,有酸素條件下には糖以外の物質でもそれを加えると酸化されて運動を持續するものもあることを見た。われわれはいかなる物質が精子によつて酸化されるかを知る一つの方法として豚精子の色素還元能力を測定し,之と運動能力との關連を觀察した故,ここに報告する。
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