原著
原發女性外陰癌に關する統計的觀察
築山 功
1
1九州大學醫學部産婦人科教室
pp.139-145
発行日 1950年4月10日
Published Date 1950/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200336
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緒言
女性外陰癌は,G,Mattmüllerに依れば,卵管,卵巣癌,腟癌に次いで稀であると云われ,その症例は,我が教室に於ては私の調査期間滿22カ年間に於て40餘例を數うるに過ぎない.本症に就ての統計は,本邦に於ては,既に内野,近藤4),京極5),久保6),星合7)氏等が行つて居り,我が教室例に就ては,白木2)教授はじめ,京極,久保氏等が報告しておられる.私は,京極,久保氏等に續いて,我が教室に於ける其後の症例を追加し,本症に就て統計的に觀察を試みた.
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