Japanese
English
特集 Transmembrane Control
フィブロネクチンと細胞伸展—私的研究ノオト
A personal history with fibronectin and cell spreading
林 正男
1
Masao Hayashi
1
1筑波大学生物科学系
pp.33-37
発行日 1985年2月15日
Published Date 1985/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904698
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
フィブロネクチンは細胞の接着,形態,分化,移動,食作用,走化性,増殖,社会性など細胞の持つ多様な生理機能を細胞外から調節している血液中,基底膜,および細胞表面に存在する糖タンパク質である。その作用の仕組みはまったく憶測の域を出ない状態であるが,少なくともトランスメンブレンコントロールであり,細胞骨格の一つアクチン線維の再配向を引き起こすことが重要なステップであると信じられている。本稿では,この憶測の域から一歩踏み出し生化学的からくりを把握しようとして生きてきた私のここ数年の未完のドラマを語る。なお最後まで読んでがっかりする読者がいるといけないので結論を最初に述べると,フィブロネクチンによるトランスメンブレンコントロールはまだまったく解明されていない。

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