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特集 神経系に作用する薬物マニュアル
Ⅱ.チャネルに作用する薬物
Cl-チャネル阻害剤
Cl- channel blockers
稲垣 千代子
1
Chiyoko Inagaki
1
1関西医科大学薬理学教室
pp.418-419
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900238
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- Abstract 文献概要
「概説」
神経系のCl-チャネルには,神経伝達物質の受容体刺激により作動するものの他,Ca2+依存性Cl-チャネル,電位依存性Cl-チャネルなどが知られている。これらのCl-チャネルに作用する薬物には促進剤と阻害剤があり,促進剤にはGABA,glycineなどの神経伝達物質とそのアゴニスト,およびベンゾジアゼピンやavermectin B1aなどのGABAA受容体・Cl-チャネル機能促進薬が含まれる。神経系のCl-チャネルに対する阻害剤は受容体・Cl-チャネル阻害剤とその他のCl-チャネル阻害剤に分けて考えることができる。GABAA受容体,glycine受容体およびacetylcholine(Molluscan,nicotinic type)受容体は,イオンチャネル内蔵型受容体としてCl-チャネルを構成しているので,GABA,glycincおよびacetylcholineのそれぞれの受容体への結合を阻害するビククリン,ストリキニーネおよびd-ツボクラリンは,受容体刺激によるCl-チャネルの開放を阻害するが,これらは一般には神経伝達物質の受容体拮抗薬として分類される。
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