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特集 脳外科×集中治療で行うStroke/TBI診療の最適解
❶ 巻頭言—救急医,脳神経外科医,集中治療医の協働による「統合的神経集中治療」
河北 賢哉
1
Kenya KAWAKITA
1
1香川大学医学部附属病院 救命救急センター
pp.193-194
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188348330180020193
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- Abstract 文献概要
重症脳障害患者を誰が診るのか? 私のなかに,この問いに対する答えはありません。神経集中治療医が重症脳障害患者の管理を行うことで,神経学的転帰の改善が得られるといったエビデンスはあります。しかし,すべての施設に神経集中治療医がいるわけではありません。脳神経外科医,脳卒中診療医,集中治療医,救急医が重症脳障害患者の診療にかかわる施設が多いと思います。しかし,開頭手術や血栓回収療法などの根本的治療は,脳神経外科医や脳血管内治療医でなければできません。これらの手術は患者の転帰を大きく左右します。時には,時計の針との戦いを強いられる場面も多くあります。
私が脳神経外科医になった頃は,患者の受け入れ,初療,手術,術後管理はすべて脳神経外科医が行っていました。数名の脳神経外科医が黙々と業務を遂行していくわけです。特に,術後管理は主治医の裁量によるところが大きく,くも膜下出血術後患者のベッドサイドには,細胞外液のボトルがクリスマスツリーのようにぶら下がっていたことは,今でも思い出されます。それが普通だと思っていました。
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